ロドス島の巨人像

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ロドス島

本日でロドス島トリップも4日目。しかしながらあまりの暑さに朝食後は部屋で休憩。

あまり旅行に当たって調べたりしない私、旅行が始まってみて色々気になることが出てきます。

数日生活してみて、いまさらながら、ですが。

ギリシャ語で挨拶くらいはできるようにしたい!

ロドス島は世界的に観光地ということもあり、英語がどこでも通じます。

それでも、ホテルで朝食のスタッフの方は普通に「カリエラ!」と声をかけてくれました。

ギリシャ語はアルファベットも馴染みがなく、聞いていてもちんぷんかんぷんです。。。

ギリシャ語挨拶フレーズ

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カリエラ : おはよう!これは言えるようになりました。

ヤ・サス : こんにちは!一日中使える言葉なので、ハローと同じ感覚。

カリスペラ : こんばんは!

カリニフタ: おやすみなさい。

エフハリスト : ありがとう!使いたい言葉なのにすぐ忘れてしまい、結局サンキュー、となってしまいます。ギリシャ旅行中一度は使ってみたいです。

ヤマス : 乾杯!

こうやって見ると、ギリシャ語、覚えるのが難しいです。

フィンランド語はありがとう!がキートスなのでキートス、チートスで覚えられるので簡単ですよね。

ロードス島について

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ロドス島は先日のブログでも記したように太陽の島、一年を通して300日以上が晴れの日だとか。

そして太陽神へーリオスの島としても有名です。

へーリオスの巨人像は、古代世界の七不思議として現在も語り継がれています。

そのほかの七不思議はギザの大ピラミッドバビロンの空中庭園エフェソスのアルテミス神殿オリンピアのゼウス像ハリカルナッソスのマウソロス霊廟ロドス島の巨像アレクサンドリアの大灯台

現存するものはギザの大ピラミッドのみ。その他のものは地震や破壊で消滅してしまっています。

その中でもロドス島の巨像については地震で破壊された後、青銅部分は商人に売り渡され、跡形も無くなってしまいました。

今回はへーリオスの巨人像について書かせていただきます。

ロドス島の巨像

ロドス島の巨像、Colossus of Rhodesは太陽神へーリオスをかたどって建てられた青銅製の彫像です。

これまた紀元前3世紀ごろ(280年ごろ)に建てられたということなので、当時の技術にも、ギリシャの歴史にもびっくりさせられます。

それも、巨像、というだけのことがあり、サイズは全長で34メートルもあったとか。

現在の自由の女神像、奈良の大仏に匹敵するサイズだったと予想されています。

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By gravure sur bois de Sidney Barclay numérisée Google – ouvrage Voyage aux Sept merveilles du monde Augé de Lassus, Public Domain, Link

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おそらくは上の写真のように片足を台座に乗せた彫像だと予想されてはいますが、おみやげ屋さんで見る巨像をかたどった商品は下の写真のように足を広げたタイプです。こちらの方がインパクト強いですもんね!

こんな感じで描かれているお土産が多いです。

そして余談ですが、右の写真、トルコの目のお守り、ナザール・ボンジュウも多く売られています。

トルコから18キロということもあって、お土産も混在しているようです。

話は巨像に戻って。

へーリオス巨像の歴史

さて、こちらの巨像がなぜできたか?

色々難しい歴史の話になりますが。

紀元前323年、当時帝国を統治していたアレクサンドロス3世が死亡します。彼の後継者を巡って争われたディアドゴイ戦争。

ロドス島もその波に飲まれます。色々複雑な歴史はありますが、それは置いておいて(笑)

ロドス島はエジプト、プトレマイオスと連盟を組んで共通の敵、アンティゴノス1世に対抗していました。

そして紀元前305年、アンティゴノスの息子、デメトリオスが40,000もの軍隊を引き連れ、ロドスを攻め込んできます。

ロドスとの攻防が続く中、紀元前304年にプトレマイオス軍がロドスを救うべく登場。

デメトリオスはこれはかなわん!と大慌てで武器もおいたまま、逃げ帰ったということ。

つまり、ロドス島の勝利に終わったのです。

この勝利に感謝して建てられたのが太陽神・へーリオスの巨像です。

紀元前292年に始まった彫像の建設、12年の月日を費やし、ついに紀元前280年に完成を迎えます。

彫像の建設にはデメトリオスが逃げ帰ったときに置いていった武器を利用したとか。

巨像の倒壊

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建設後わずか54年、紀元前226年に大地震がロドスを襲います。

この地震でロドスの都市部が多く崩壊したと記されています。

プトレマイオス3世が、彫像の再建のために資金を集めようとしますが。

ロドスの住民は、神をかたどった彫像が神の怒りに触れたのではないか?と恐れ、再建を拒否します。

その後約800年に渡り、巨像の残骸が残されました。

彫像の親指でさえ、腕を回しても届かなかったとか。

当時は巨像の残骸を見に来る人も後を絶ちませんでした。

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しかし、また歴史に変化が訪れます。

その後の残骸やいかに

653年にイスラムのムアーウィアがロドスを征服します。偶像崇拝を忌み嫌うイスラム教、彫像の残骸も全て排除することに。

青銅で作られた彫像は溶かされ、エデッサと呼ばれる商人に売り渡されました。全てを運び去るのに900頭のラクダが必要だったとか。どれほど大きな彫像だったのか、計り知れません。

この後、このへーリオスの巨像は跡形も無くなってしまい、多くの伝説が生まれています。

港をまたぐ形で建てられた、というのもその1つだそう。

実際のところこの巨像がどこに建てられていたのかも謎。ミステリーです。

現代の巨像

ここ数年で、このへーリオスの巨像を再建する計画も持ち上がっているようですが、資金源の問題などにより、実現は叶っていません。

この巨像がまたロドス島をまたいだ日には、さらなる観光客が訪れることは間違いありません。

そんな日を夢見つつ。

そして、2000年以上前にこの巨大な彫像が、港で多くの人を迎えていた時代に思いを馳せます。

このロドスという島は場所柄か、多くの国から攻められ、色々な国の領地となり、ロドスタウン自体も大きな要塞で囲まれています。

このロドスタウンを囲む要塞も圧巻です。

Kuva Peter Linter Pixabaystä

ギリシャ領になったのも1947年、第二次世界大戦後とまだ100年も経っていません。

このロドスの複雑な歴史についてはまた次のブログで。

ロドスの街を歩けば

ロドス島 
Kuva Dimitris Vetsikas Pixabaystä

フィンランド人に当たります。

昨日訪れたレストランにはフィンランド人のウェイターさんが、今日訪れたスーパーではフィンランド人とギリシャ人のハーフの店員さんに出会いました。お店やレストランでフィンランド語ネイティブさんがいるというのもまたびっくりです。

昨日訪れたレストランはアガルマ Restaurant Agalmaというところ。我が家が滞在したホテルAcandia Hotelから歩いて1分ほどのところに位置しています。

料理としてはギリシャ料理を味わえるほか、店内にはギリシャの懐メロが流れ、21時を過ぎた頃からは曲に合わせてダンスができます。

気になるお味は、すごくこだわりのあるギリシャ料理、という感じではなく、家庭料理に近いです。

そして勝手なイメージですが、フィンランド人(味の許容範囲が狭い)向けの無難な味付けで、ハーブなどの香辛料が少なめでした。

メニューにもサーモンスープがあったりと北欧からのお客さんを意識したメニュー構成となっています。

ギリシャの本格的な味ではなく、ちょっと欧米っぽいギリシャ料理が食べたくなった時にオススメです(笑)。

美味しかった料理などについても、おいおい紹介させていただきます!

次に当たるものは。。。

こちら。

可愛らしい野良猫たちです。

野良猫と言っても殺処分されることはなく、ボランティアの人々によって世話をされているとのこと。

去勢・避妊手術もボランティアの方々が行っているようです。

猫ちゃんたちも人を信頼している様子で、近寄っていっても逃げることもなく、写真を撮らせてくれます。

第一号の猫ちゃんに出会ったときには感動しましたが、最近は道にも寝転がっていたりするので踏みつぶしてしまうのではないかと少し心配になります。

そしてこの時期、暑くて参っているのか、ゴロンと横たわっている猫たちをよく見かけます。

まさに、人と共存している野良猫たち、何度見ても見飽きることはありません。

まだまだ、ロドス島日記は続きます。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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