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オススメ作家さん2、エリー・グリフィス

こちらも温めていたブログですが、本を載せられるようになったので日の目を見ました!

person holding book
Photo by Tembela Bohle on Pexels.com

こんな風に本が読めたらいいですが。きっと実際はボートが揺れている上に、太陽光が眩しすぎで読めないに違いありません!

2021年にはまった本

この前の本の記事で、コメントをいただいたので、またお気に入りの本の話などさせていただこうかと。

2021年にハマったのは始めのブログでも紹介したルシンダ・ライリーさん。この方の本は今でもフィンランド語版が出るたびに読んでいます。去年の6月に亡くなってしまったのがとても悔やまれます。今は写真がないので、書きなおして再度アップしたいと思っています。

その後も1人、気に入った作品に出会いましたが、シリーズものでハマったのはエリー・グリフィスという作家さん。

分野としては推理小説。残念ながら私のお気に入りのルース・ギャロウェイシリーズは日本語では出てはいませんが、『見知らぬ人』という題名の他のシリーズが日本語訳されています。しかしながら、私はそこまでハマりませんでした。

エリー・グリフィスについて

stonehenge under dark clouds
Photo by Kris Schulze on Pexels.com、10作目の作品はストーンヘンジが舞台

エリー・グリフィスは1963年ロンドン生まれの女性ミステリー作家。

本名はDomenica de Rosaというそうです。もともとはこの名前で書いた本もいくつかあるようです。しかしながら、彼女のエージェントが、Domenica de Rosaという名前が彼女の書くミステリーとそぐわない!ということで、現在の名前をペンネームとして使うようになったのがきっかけ。

本名からもわかるように?、イタリア人の父とイギリス人の母を持ちます。祖母の名前がエリー・グリフィスという名前で、そこから引用したとのことです。

エリー・グリフィスの作品

彼女の書くシリーズは私のお気に入りのルース・ギャロウェイシリーズの他にもあります。

ステファン&メフィストミステリーシリーズ。この本は彼女が実際に住むブライトンが舞台。と言っても1950年代です。2014年に一冊目が発刊され、現在まで6冊が出ていますが、私は読んだことがありません。

以前は子供向けの小説も手がけていたようですが、現在はミステリー作家さんです。

crime scene do not cross signage
Photo by kat wilcox on Pexels.com

日本語訳されたものは新シリーズ、ハービンダーという女性警官が主人公の小説。この小説は高く評価され、多くの賞を受賞しています。アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長編賞受賞へと至った傑作!とアマゾンでも賞賛されています。このシリーズも今までで全3作出ています。

それでも私はルースが好き😍。

ルース・ギャロウェイの職業

この本の主人公、ルースは法考古学者。(forensic archeology)法考古学とは法医学と考古学を合わせたもの。ウィキペディアでは法人類学の一部に記載があります。

発掘された骨の情報をもとに、身元を特定(年齢、性別、身長など)するほか、死因や外傷など幅広い情報を得ることができるよう。骨は語る、ですね。それだけでなく骨が埋まっていた土や周辺から得られた情報を解析するのも彼女たちの仕事。

また、周りに警察と協力して捜査に携わることもあります。小説の中でも多く出てきましたが、どこかで骨が発見されると犯罪に関わるかかわらず、彼女は呼び出されます。例えば新しいショッピングセンターを作るので地面を掘っていたら骨が見つかった、など。

この本は推理小説なので、たいがいが犯罪に関係しています。

骨は語る

先ほども書きましたが、小説の中でも様々な考古学に関わる記載があり、とても興味深いです。

思春期前と後では骨の数や歯の数が違うので、そこから年齢が判定できたり。

特定の時期に使われていた歯の治療から死亡年次が判定できたり。

はたまた鼻から見つかった花粉がある地域限定のものであったり。

周りに埋まっている土の種類によっても骨の破損度が変わってきたり、などなど。

ルースが誕生するまで

話はそれてしまいましたが、そんなルースが誕生したのは、考古学者の旦那さんとヴァケーションでノーフォークの海岸を訪れたのがきっかけ。そこの海岸の湿地帯は先祖から神聖な地として崇拝されてきた場所。満潮になれば地面がなくなり、引き潮となれば湿原が顔を表すという神秘的な場所。この、海岸でも海でもない場所にエリー・グリフィスは魅了されたそうで、そこから物語はスタートします。主人公のルースもこの湿地帯をこよなく愛しています。

Norfolk UK locator map 2010.svg
By NilfanionOrdnance Survey OpenData:County boundaries and GB coastline
National Geospatial-Intelligence Agency
Irish, French and Isle of Man coastlines, Lough Neagh and Irish border, CC BY-SA 3.0, Linkki

赤い部分がイギリスのノーフォーク地域です。

ノーフォークとの関わり

もう1人のお気に入り、ルシンダ・ライリーもこの土地に関わりがあります。彼女を代表するセブンシスターズシリーズもここから誕生したそう。

もともと、セブンシスターズはギリシャ神話に登場するプレイアデス姉妹から来ており、それにちなんでプレイアデス星団ができたそう。ちなみに日本ではすばるの名前で呼ばれています。おうし座の散開星団とウィキペディアには記載されています。

2013年、ノーフォークでルシンダはこのプレイアデス星団を見て、セブンシスターズのアイディアが生まれたそう。

white stars in the sky during night time
Photo by Marnus Kleyn on Pexels.com

好きな作家さんが2人もこの場所に関わりがあるので、いつかは訪れて見たい場所でもあります。私にもすごいインスピレーションが沸いてしまうかもしれません(笑)。

ルースの本について紹介しようと思っていたのですが、またまた長くなってしまいました。

シリーズについては次のブログで紹介させていただきます!いつもお付き合いいただきありがとうございます☺️。

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