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日本への帰国で気付いた祖母の変化、老いを感じる

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しばらくは日本帰国ネタが続きます。ご了承ください。

今回の帰国の目的は、実家の片付けと相続関係の仕事

そのほかには、日本に残した祖母に会いに行くことです。

祖母に会ってみて感じたこと

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第一印象は、意外と元気!でした。

2年半ぶりに会った6月の時ほど朦朧とした印象はなく、私が来ればシャキッと意識が戻る瞬間瞬間がありました。

それでも。

昔の祖母ではありません。

かつてはテキパキと家のことはなんでもこなしていた祖母、私の中の祖母はいつでも完璧な妻でした。

祖父がいなくなってから少しずつ衰えを感じていましたが、あの時から祖母の流れる時間は止まったままです。

前回の帰国からできるようになった、ラインのビデオ電話のことも覚えてはいませんでした。

老いる、ということはそういうことなのでしょう、か。

祖母の老いを感じた出来事

今回の帰国で一番ショックだったこと。

食事の時間に祖母を送り出し、自分も施設から出ることが何度かありました。

前までは何があっても、玄関まで私を送り出してくれました。

今回の帰国では、送り出されることはなく、食堂に行ってしまいました。

娘のわがままですが、母にはいつまでも母でいて欲しい、私を見守って欲しいという気持ちがありました。

今は自分が祖母を見守る番なのだと、強く感じ、同時に寂しくもなりました。

まだ実家に住んでいた時に、フィンランドに帰る時に寂しそうに送ってくれていた祖母を今でも思い出します。

そんな祖母が愛おしく、離れがたかったのを覚えています。

親はいつまでも親でない、という気付き

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今回、私が見送ったのは祖母の小さくなった背中でした。

当たり前だった幸せな思い出が、どんなに掴んでいたくても指の間からすりぬけて行くような悲しさ、とでも言うのでしょうか。

あー、もう昔の祖母ではないのだ、と思い知らされた瞬間でした。

ほかの人にとっては些細なことでも、自分にとっては大事だったりする思い出、皆さんにもあるかと思います。

私にとっては祖母の見送りがひとつの思い出だったのだと、失ってから気付きました。

言葉にすると、心の中に閉じ込めていた感情があふれ出てきます。

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これから先、いくつの思い出を封印することになるのでしょう。

祖母にはまだまだ元気でいても欲しいですが、ひとり残されてどんなに寂しい思いをしているか考えると、生きることも試練なのだと思わずにはいられません。

もうお迎えが来て欲しいのに、目が覚めたらまたひとりの現実の世界を生きなければいけない、そんな失望の混ざった祖母の瞳を見るのは辛いです。

人生について考えさせられる今日この頃です。

そしてもうひとつの人生の選択

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迫られています。

このことはまだ個人的なこと過ぎるので、ブログでは控えますが、これから先、どうしたらいいか悩ましい選択があります。

一歩進むことがいいことなのか、それともそっとしておく方がいいことなのか。

わかりません。

50才前になって、また大きな人生の変化が訪れる!かもしれません。

今回も祖母ブログにお付き合いくださった皆さま、ありがとうございます。

人生後悔のないように!は無理ですが、少ないように、過ごしたいものですね。

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