Woltとは一体なんでしょう?
日本では、かなり前からレベルの高い宅配サービスがありましたよね。

それもピザだけでなく、お寿司やファミレス、釜めし、などなど本当に種類が豊富な上に、レベルが高い!
フィンランドに住んでいて、この宅配サービスがあったらどんなに便利だろう!と思っていた5年前。
フィンランドにもついにWoltなる宅配サービス・アプリが登場しました。
フィンランド発、Wolt

それもこちらの凄いところは、宅配アプリだということ。
ピザだったらピザ屋さんからの宅配、の概念を覆す会社です。
このアプリに登録すれば、どんな料理を注文することが可能です。
つまり、このアプリと提携しているレストランであればピザでも、お寿司でも、ハンバーガーでも、カレーでも、とにかくなんでも世界各国料理が注文できるということ。
2014年にヘルシンキで創業された後、2016年よりフードデリバリー事業を始めました。
日本にも2020年から進出しているので、ご存知の方もいるのではないでしょうか?
日本でのCMはこちら。水川あさみさん、田中圭さんが出ています。
そして謎のキャラ、ユーホくんなるものと、Woltのバッグ。
Woltドライバーさんはこちらのバッグを担いで、自動車で、自転車で、キックスケーターでビュンビュン言わせながら走っています。
こちらにも宅配時間制限があるので、ドライバーさんたちも必死です。
街を歩いていたり、車を運転している人たちには若干の恐怖もあります。
Wolt が有名になったきっかけ
言わずもがな、かもしれませんが、コロナです。
2019年の3月には世界的にロックダウンになり、レストランもクローズに追い込まれました。
それでも、レストランの味が食べたい!との願いを叶えたのが宅配アプリです。
その後、コロナの波はありましたがWoltなどの宅配アプリが定着したのは、当然と言えば当然ですね。
それも、世界各国の料理が味わえるとなれば、色々試してみないわけにはいきません。
Woltの他にFoodora フードラという宅配アプリもありますが、個人的にはWoltをおしています。

調べてみるまで知りませんでしたが、Foodoraはドイツ発の会社でした。
どおりで料理の選択肢も若干少ないのか、、、と納得しました。
そして、今日久々にWoltのアプリを見てみると、なんと!
KFCがWoltに

KFCつまりはケンタッキー・フライドチキンです。
なんでそんなに嬉しいのかというと、ケンタがフィンランドに上陸したのは2021年の10月。
オープン当初は購入するまでの列に数時間。
クリスマスはケンタでしょ、と思って並んだオープン2か月後も商品をゲットするまでには1時間かかったでしょうか。
1時間並んで食べた味は、普通にケンタでした。
個人的にはフィッシュとクッキーが食べたかったのですが、どちらもフィンランドでは販売されておらず。
傷心のまま今年も半年が過ぎました。
そこで今日見つけたケンタのWolt宅配。
ちょうどご飯も作っていなかったので半年以上ぶりに注文しました。
半年ぶりに食べた味も、いい意味でも、悪い意味でも普通にケンタでした(笑)。
でもだいぶお手軽に食べられるようになったのは嬉しいです。
しかしながらWoltの問題点は宅配料が高いこと。
レストランが近ければ無料、もしくは5ユーロ以下のこともありますが、大体において頼みたいようなレストランは5km以上離れたところにあります。
それだけ離れてしまうと宅配料が7.9ユーロ、つまりは1100円以上、高いですよね。
今回もケンタを注文して、26ユーロ、それに宅配料8ユーロの34ユーロ。
5000円近くですね。日本円に換算するとあり得ないくらい高く感じます。
それでも、数カ月に一回の贅沢宅配なので良しとしましょう。
Wolt でのサービス

Woltで扱っているものはレストランからのデリバリーだけではありません。
スーパーからの食品のお届け、デパートから化粧品のお届け、というサービスまで幅広く行っています。
そして、もう一つの最近の宅配の特徴のひとつ。
コロナ禍になってからは、受け取りも対面ではなくなりました。
呼び鈴をピンポンした後は、ドライバーさんが宅配品を玄関の前に。
もちろん、対面で受け取ることも可能ですが、最近では玄関の前に置いておいてもらうのが普通です。
そしてWoltアプリのいいところは、お届けまでの時間が事細かに提示されること。
宅配に出てからはドライバーがどこにいるかまで追跡できます。
そして、お届けが完了した時には、お届け完了のメッセージが。
今日は呼び鈴が鳴らなかったので、宅配完了をネットで知りました。
もうすっかりデジタル社会ですね。

エストニアでのWoltサービスではロボットが配達しているとか。
フィンランドでもスーパーのお届けはロボットが行っている場所があると聞いたことがあります。
まだ、ちょっとした段差でストップしてしまうようで、横断歩道では道を歩いてる人に助けてもらうとか。
それはそれで微笑ましい光景ですね。
これからの世界、社会

フィンランドでは色々なものがデジタル化、機械化されていき、人間が必要でなくなってきました。
この先、人工知能に人間は追い抜かされていくのでしょう。
知能面だけではなく、このままの生活を続けていくと2050年には需要が供給に追いつかなくなり、食べ物にありつけない人が増えていく、人間は滅びていく、と本で読んだことがあります。
これから高齢化、少子化が進んでいくとは言え、これからの私たちの生活を見直さなければいけない時期が来ていることは事実です。
少しずつでも自分たちにできる環境保護、そして節制した生活を過ごさなければいけません。

ヨーロッパでは、この戦争の影響で物価が格段に上がって来ています。
私たちの未来はどこに向かうのでしょうか?
今いちど一緒に考えてみましょう。
宅配サービスを利用することも贅沢ですが、そこはちょっとペンディングにして。
本日のブログを終えたいと思います。
最後までお付き合いいただいた皆さま、ありがとうございます。
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