赤ルバーブ緑ルバーブ黄ルバーブ
ルバーブのことを調べていて知ったのですが、ルバーブには緑と赤の2種類があるようです。
黄色のルバーブはありません(笑)
フィンランドでよく見かけるものは根元の方が赤くて、葉に向かって緑色になっていくタイプ。


もともとの品種は写真左のタイプだったようですが、そちらを改良して綺麗な色の赤ルバーブを作ったそう。
色がとても美しいのでジャムに使われることも多いようですが、緑のタイプの方が茎が柔らかく、ジャムには適しているよう。味も緑の方がほどよい酸味で好き、という意見が多いです。
確かに赤い部分の方が筋が多いので、いつも筋をとってからケーキには使用しています。筋を取らないで使用した時は、筋っぽさと若干硬さが残りました。
ルバーブレシピをいくつか紹介

ルバーブ・リンゴケーキ
Ingredients
型用
- 50 g ケーキ用マーガリン、またはバター
- 1 dL ブラウンシュガー
- 5 dL ルバーブ
- 2 個 リンゴ
ケーキ生地
- 150 g ケーキ用マーガリン、またはバター
- 2 dL グラニュー糖
- 2 1/2 dL 小麦粉
- 1 tsp ベーキングパウダー
- 1 tsp バニラシュガー
トッピング用
- 2.5 dL バニラソース
Instructions
- 22cmのケーキ型を用意する。底にマーガリン、またはバターとブラウンシュガーを散らす。175度のオーブンにケーキ型を入れ、マーガリンとブラウンシュガーが溶けるまで約3分加熱する。溶けたものを平らにならしておく。
- リンゴ(必要であれば皮をむく)とルバーブを小口切りにし、先ほどのケーキ型に散らす。
- 生地用のマーガリン、またはバターと砂糖をボールに入れ、泡立て器で混ぜる。室温に戻した卵を1つずつ加え、よく混ぜる。そこに小麦粉、ベーキングパウダー、バニラシュガーをふるい入れる。生地が全体に均等になるまで混ぜる。2で用意したケーキ型に混ぜた生地を流し入れる。
- 175度に熱したオーブンの最下段で40〜50分焼く。ケーキを網の上で少し冷ました後はバニラソースを添えて出来上がり。
オーブンでの焼き時間はオーブンによって違うとは思いますが、1時間くらい見ておいた方がいいと思います。ルバーブやリンゴから随分が出てくるので生地自体が水分を多く含む気がします。
そしてケーキにトッピングをするバニラソースなるもの。こちらも日本ではおそらく売られてはいないようなので、レシピをのせておきます。
前回のブログでも書いた通り、ルバーブは乳製品と一緒に食べることが推奨されているので生クリームでも、バニラアイスでもいいかとも思いますが、フィンランドで出会ったバニラソース、美味しいのでお試しください。本当のレシピではこのバニラソースをホイップして一緒に食べます。これまたふわふわで美味です。
ルバーブケーキだけでなく、アップルパイなど少し酸味のあるケーキと合わせると美味しく、それ以降はバニラソースなしでは食べられなくなります。
友人はこのバニラソースだけでも飲める!と言っていました。味はバニラシェイクの常温になったような感じと言ったら分かりやすいのでしょうか?
もしくは逆に分かりにくいのでしょうか?
バニラソースレシピ


バニラソース
Ingredients
- 3 dL 生クリーム
- 3 dL 牛乳
- 2 個分 卵黄
- 1/2 dL 砂糖
- 1 tbsp コーンスターチ
- 1 本 バニラビーンズ
Instructions
- 材料を鍋に入れ、混ぜたのち、とろみが出るまで弱火から中火で温める。
- 3,4分グツグツと煮立たせ後、バニラの鞘を取り除く。
こんな簡単、適当レシピでいいのでしょうか?
ですが、こちらはフィンランドのバニラソースレシピです。
ドイツ版バニラソースレシピ
バニラソース2
Ingredients
- 1 本 バニラビーンズ
- 3 個分 卵黄
- 20 g スターチ
- 2 dL 牛乳
- 2 dL 生クリーム
- 40 g 砂糖
Instructions
- バニラビーンズを2つに割り、鞘から中身を出す。
- 生クリーム、牛乳、バニラビーンズを鍋に入れ火にかけ、沸騰直前まで温める。
- 卵黄と砂糖をボールに入れてよく混ぜあわせ、粗熱の取れた2の鍋に加えて弱火で温める。
- 鍋のふちがフツフツとしてきたら水で溶いたスターチを加え、とろみをつける。粗熱が取れた後は冷蔵庫で保存。
こちらはクックパッドより引用させてもらったドイツ版バニラソースレシピです。
こちらの方が丁寧に作られています。失敗しないのはこちらでしょうか?
基本的にバニラソースはスーパーで買ったものを使用し、作ったことがないのでそこはなんとも言えないです。。。
ルバーブレシピ2 ジャム
せっかくなのでジャムのレシピも載せておきます。
ルバーブジャム
Ingredients
- 1 kg ルバーブ
- 1 kg 砂糖
- レモン
Instructions
- ルバーブを小口切りにする。
- 大きな鍋にルバーブと砂糖を入れて1時間以上置く(一晩以上置くとさらに水分が出てきます)。
- 鍋を弱火にかけ、砂糖が溶け、ルバーブが崩れるまで混ぜる。味見をしながら好みの量のレモンを加える。
- 火を強め、混ぜながら水分を飛ばす。
- 少しとろみがついたら出来上がり。(10〜15分くらい)ちょっと緩いくらいがちょうどいいかたさです。
こちらは先日のブログで紹介したアマゾンで売っているルバーブの種のページより
そして、ルバーブジャムにも赤色、緑色の2種類がありました。
赤ルバーブのみのジャムは2個入りしか見つけられず。
こちらが緑ルバーブジャム
個人的にはイチゴが入っているものが美味しいかと思います。ヨーグルトやアイスに添えたり使い道は色々ありそう。
ルバーブレシピ3 シマ
以前、シマという飲み物についてブログで紹介させていただきました。その中でルバーブが入っているものもあるので紹介させていただきます。爽やかな夏の香りがする微炭酸ドリンクはいかがでしょう?

ルバーブ・シマ
Ingredients
- 1 kg ルバーブ
- 4 L 水
- 1 本 バニラビーンズ
- 6 dL 砂糖
- 1/2 tsp ドライイースト
Instructions
- 大鍋に小口切りしたルバーブを入れる。
- 鍋に水と切り込みを入れ、中身を取り出したバニラビーンズを入れる。沸騰するまで温め、その後約20分グツグツを煮る。
- ルバーブとバニラビーンズをザルで漉す。
- 出来上がったシマジュースに砂糖を加え、溶けるまでよく混ぜる。その後、室温くらいまで冷ます。
- 少量のジュースを取り、そこにドライイーストを加え混ぜる。その後、大鍋にイースト入りの液体を戻し入れ、ゆっくりと混ぜる。
- 蓋をして、室温で翌日まで置いて置く
- 滅菌したガラス瓶の中に小さじ5の砂糖を加え(1Lに対して小さじ1)そこに出来上がったシマを流し入れる。
- ガラス瓶のフタをゆるく閉め、冷蔵庫に入れる。1週間後が飲み頃。

本日はお試しいただきたいルバーブレシピをいくつか紹介させていただきました。これをきっかけにルバーブという植物を身近に感じていただけたら幸いです。ルバーブをスーパーで見かけた時にはフィンランドのことを、そしてこちらのレシピのことを思い出してみてください😆。そして試していただけたらなお嬉し。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。週末まであとわずかですね。あと1日、気合いを入れて乗り切りましょう。
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