
3作目ラグナロクに到達
ちょいちょいと書けると思った映画紹介ですが、思いの外書き始めたら長くなってしまいました。
本日、3作目ラグナロク、『マイティー・ソー/バトルロイヤル』にやっと到達しました。こちらは2017年公開の作品です。マーベル映画シリーズ17作目とあって、こちらも色々なアベンジャーズ作品が絡んできています。どこと繋がっている話なのか、怪しいところもあります。。。
そして、こちらの作品、海外では″ラグナロク″、の表題ですが、なぜか日本語はバトル・ロイヤル。バトルシーンから名前を決めたようですが、私には″ラグラロク″、の方が、なんとなくしっくりきます。
そしてこちらの監督は、ニュージーランド出身のタイカ・ワイティティ監督。自身がコメディ俳優さんでもあることからお笑い要素がさらに強くなっています。新作の『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』も同じ監督なのでまた、劇場が笑いに包まれることは間違いありません。
By Gage Skidmore, CC BY-SA 3.0, Link
主な登場人物
ソー
アスガルドの第1王子にして、父・オーディンと母・フリッガのである次期アスガルド王候補。全能のハンマー“ムジョルニア”とパワーが武器、ですが今回はヘラに無残にも壊されてしまいます。
ロキ
アスガルドの第2王子でソーの弟。マイティ・ソー・シリーズの2作目『マイティー・ソー/ダーク・ワールド』でカースに殺されたかと思いきや!最後にオーディンに化けていたことがわかっています。サプラーイズ!
ヘラ
オーディンの第一子でソーの姉にあたる死の女神。オーディンとともに宇宙侵略を進めていましたが、あまりに強大で邪悪になったヘラの存在をオーディンは恐れ、封印してしまいます。
そしてオーディンの死後、封印が解け、復活します。
ヘラを演じるケイト・ブランシェットさん。最近は悪役が身についてきましたね。インディー・ジョーンズの最終作でもかなり悪かったですが、今回も憎むべき死の女神役です。美人の宿命でしょうか。
By Gage Skidmore, CC BY-SA 2.0, Link、実際はこんな感じのメンバーです。楽しそうですね。
ヘイムダル
1作目から登場しているビフロスト虹の橋の番人。現在はロキとスカージによって番人の役目を奪われ、姿を隠しています。しかしヘラが復活してからはビフロストの鍵である剣ホーフンドを奪還し、アスガルドの民を守るために奔走。
スカージ
現在のビフロストの番人ですが、あまり責任感はないよう。ヘラがアスガルドにやってきて自分に危険が及ぶことを恐れ、彼女への忠誠を誓います。
グランドマスター
ソーとロキが流れ着いた宇宙の辺境、″サカール″の支配者。バトルロイヤルを開催し、宇宙選りすぐりの戦士たちを集めては戦わせてせています。
ヴァルキリー
現在はサカールでバトルロイヤルの賞金を稼ぐ女戦士。以前はアスガルドでヘラとも戦ったことのあるヴァルキリーの一員。当時のトラウマからアスガルドに戻ることを頑なに拒否しますが、オーディンの死とヘラの復活を知り、再びアスガルドのために戦うことを誓います。
コーグ
サカールに囚われている異星人の一人。以前はグランドマスターに逆らい革命を起こすますが、失敗。現在はバトルロイヤルの前座の一員として活躍。ソーと仲良くなり、サカールからの脱出にも一役買います。
こちらを演じるのが監督、タイカ・ワイティティ。新作にも登場します。
ハルク
バトルロイヤルでソーの対戦相手となる巨人は何を隠そうハルクです。
こちらもアベンジャーズの一員であることは周知の事実。元々はブルース・バーナーという天才生物学者ですが、怒ったり、驚いたり、心拍数が上昇することでハルクに変身してしまいます。
アベンジャーズの2作目、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ののち、行方不明となります。宇宙をさまよったのち、サカールにたどり着いたようです。
By Eva Rinaldi from Sydney Australia – Thor Premiere, CC BY-SA 2.0, Link、ラグナロク、プレミアムにて。
この辺りがメインキャラでしょうか。そして少しですが、ドクター・ストレンジ、ナターシャも登場しています。
残念ながらヘラにウォリアーズ・スリーは殺されてしまうので浅野忠信さんを目にするのも今回が最後になってしまいました。
そして、気になるソーの恋人、ジェーンも今作には登場せず。会話の中で、別れた、とソーが言っていまが、新作ではどうなるのでしょうか?
あらすじ
炎の国に囚われたソー
アベンジャー・シリーズ2作目、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』から2年。ソーはアベンジャーズを離れ、インフィニティー・ストーンを探す旅へ。

初めのシーンはムスペルヘルムという炎の国の巨人、スルトに囚われているシーンから始まります。ソーはスルトに容易に勝つのですが、気になるのは彼の口にした言葉、″ラグナロク″。アスガルドがスルトの炎によって焼き尽くされるという言い伝え。
英語版の映画のタイトル″ラグナロク″はこちらから来ています。
アスガルドへの帰還
悪い予感がしたソーはアスガルドに戻ることに。いつもは番人をしているヘイムダルの姿がなく、そこにはスカージが。
アスガルドに戻ってみると、おかしな演劇をやっている光景を目にします。不審に思ったソーは、オーディンを問いつめます。すると、オーディンではなく、ロキの姿に変わるのです。
死んだと思っていたロキが生きている事にも、オーディンの不在にもショックを受けたソーはロキに詰め寄り、オーディンの居場所を聞き出すのですが…
オーディンは何処へ
オーディンがいるはずだという地球の老人ホームは取り壊しに。

不思議に思っているソーの目の前でロキが消えてしまいます。そして、消えた後には住所が書いたカードが。
そのカードを追っていくと、そこで出会うのはドクター・ストレンジ。ストーリーが繋がっていきますねぇ。
ロキが地球に来るのを恐れたドクター・ストレンジが、ロキを異空間に隠したのです。
そこでも繰り広げられるドクター・ストレンジの不思議な魔法の数々。
最終的に、ロキも現世界に戻され、ソーとともにオーディンの過ごすノルウェーへと飛ばされるのです。
オーディンの望み

ソーはオーディンをアスガルドに連れて帰ろうとするのですが、そこで父が口にしたのは。
疲れた、妻が待っている、とこの世を去ることを決心した発言。
そして、ソーとロキに姉がいることを伝えます。
オーディンの片腕として活躍していた姉・ヘラ。しかし、彼女の邪悪な欲望が強くなり、世界を支配しようとしたために、彼女の強大な力を恐れたオーディンは彼女を封印するのです。
全ての真実を告げ、オーディンは思い残したことが無くなったかのように空中に消えていきます。
ヘラの復活

オーディンの封印の力が無くなったと同時にヘラが二人の元に現れます。
そして彼女には宇宙征服の野望が。
そんなことはさせるものか、と二人は戦いますが、ヘラの力は桁違い。
ソーのムジョルニアさえこっぱみじんに。あまりに強大な力を恐れたロキは、アスガルドへの入口を開けるようにビフロストの番人を呼ぶのですが、それがさらに悪い結果を招くことに。
アスガルドへの道が開けたと同時に、ヘラもアスガルドへ向かいます。アスガルドへ向かう途中でも二人はヘラと戦うのですが、力が及びません。最後に二人は宇宙空間へ放り出されてしまいます。
そして、とうとうヘラがアスガルドへ足を踏み入れることになってしまうのです。
ヘラの陰謀
アスガルドにたどり着いたヘラ。ソーの仲間、ウォリアー・スリーをいとも簡単に倒してしまいます。番人をしているスカージは、自分の身に危険が及ぶことを恐れ、ヘラの側近に寝返ります。
ヘラは、アスガルドの変貌に驚きます。以前、ヘラとオーディンが戦いによって築いた侵略や略奪の歴史。それが無かったことのように消し去られ、オーディンが平和を象徴するような国王に作り上げられていたからです。
ヘラはオーディンへの怒りをあらわに。

そして、ヘラとともに封印された戦士たちと、ヘラをいつも見守る怪物フェンリス・ウルフをエターナル・フレームで復活させるのです。
アスガルド兵たちはヘラの手によって倒され、無残な姿に。
ヘラは次の世界を破壊しようと向かおうとするのですが。
世界をつなぐビフレストの鍵となる剣は、すでに無くなっていました。危険を察知したヘイムダルが前もって剣を持ち去っていたのです。
そのころ、宇宙空間に飛ばされたソーやロキはどうなったのでしょう?
ソーはどこへ?
ソーはサカールという惑星に飛ばされ、“スクラッパー142”という女戦士に捕まってしまいます。この女戦士、何を隠そう、以前はアスガルドの最強戦士軍団、ヴァルキリー の一員。
現在は酒に溺れ、グランド・マスターなる怪しい支配者の元で、グラディエーター集めをしています。グランド・マスターのスポンサーするバトルロイヤルで王者に勝てば、アスガルドに帰してくれると言うのです。
ソーは渋々ながら条件を受け入れます。
そしてなぜか、ソーよりも早くサカールに到着していたロキも、グランド・マスターと協力しています。
そしてソーは最初のバトルへ!
バトルロイヤルの王者
そこで出会った王者はなんと!
行方不明になったいたハルク。

ハルクを説得してバーナーに戻そうとソーは頑張りますが、怒り狂うハルクはソーにも気づきません。ハルクの攻撃を受け、雷神のパワーに目覚め、ソーが勝つか!というところで、グランド・マスターによって電気ショックを与えられ、戦いに負けてしまいます。
目が覚めたソーはハルクと一緒にアスガルドに逃げる計画を提案しますが、ハルクは全く聞く耳を持たず。
ソーはヘルムダルを通じて、アスガルドの現状を知ります。ヴァルキリーにも協力を求めますが、ヘラにやられた悲惨な思い出がある彼女は協力を拒否します。
ソーは一人で計画を実行することを決めるのです。
サカール脱出計画
ソーはハルクがやって来たクインジェットに一人で乗り込みます。それを止めようとするハルク。

しかし、ハルクの攻撃でコンピューターが動き出し、ナターシャの映像が流れると。
ハルクはバーナーに戻るのです。
しかし、最後のバーナーの記憶は2年前。混乱でクインジェットを飛び出したバーナー。街の中を彷徨うソーとバーナーの前にヴァルキリーが現れます。彼女もヘラへの復讐をするために協力することに。
残すはロキ。ロキもサカールからの脱出を条件に協力することになりますが、お得意の裏切りを試みます。しかしながら、今回はソーが一枚上手。
ロキを残し、ソー、バーナー、ヴァルキリーはサカールからの脱出に成功します。

最終決戦の始まり
アスガルドではヘイムダルが国民たちを守るために苦戦中。危機一髪のところでソーたちがアスガルドに到着、最後の決戦が始まります。
兵士たちと戦うヴァルキリー、ヘイムダル、しかし怪物フェンリス・ウルフには歯が立ちません。見かねたバーナーが下した結論。もう人間には戻れないかもしれないことを知りながらも、ハルクに姿を変え、怪物と戦うのです。

そしてロキも遅ればせながら合流。コーグをはじめとする囚人たちと大型宇宙船ステイツマンでアスガルドへ到着します。
アスガルドの民たちを宇宙船へと誘導するのですが。ヘラの兵士たちが乗り込んでこようとします。ヘラを裏切り、宇宙船に乗り込んだスカージですが、最後に愛国心が目覚め、国民たちを守るために兵士たちを振り払うために戦います。
最後の死闘
ソーもヘラとの最後の戦い。

ヘラの攻撃で右目を失い、負けを認める寸前のソー。
そこにオーディンの幻想が現れます。オーディンはアスガルドは場所ではなく民である、と言い残して去ります。そこでソーは再度自分の力に目覚め、雷神が到来し、ヘラを攻撃します。
それでもヘラの力は衰えません。そこへオーディンの言葉がソーの頭をよぎります。アスガルドは場所ではなく民である、民がいればアスガルドはどこにでもまた再建できるのだ、ということを。
そして、ソーは炎の巨人、スルトを復活させ、″ラグナロク″、を起こしてヘラをアスガルドごと滅ぼそうというのです。
無謀な計画ですが、他に手立てはありません。
ロキの協力もあり、ソーの計画は成功!
復活したスルトは、ヘラをアスガルドと共に滅亡に追いやるのです。
アスガルドは無くなってしまいましたが、民たちはソーとともに残りました。
ソーたちの向かう先は
そして宇宙船に戻ったソーたち。
次にアスガルドの民が向かう先は…地球。

地球に向かう途中に現れたのは、サノスの宇宙船サンクチュアリだったのです。
そして続きは『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』へ。
最後に
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今回の見どころも、ソーとロキの協力シーン。前作に比べ、二人の距離が少しずつ近づいているのを感じます。そんな二人の微妙な心の動きにも注目。
そしてこの作品はとにかく笑いの要素が強く、飛行機で見て恥ずかしかった記憶があるくらいコメディです。ハルクとソーのやりとりも見どころの1つです。
3作目″ラグナロク″、『マイティー・ソー/バトルロイヤル』が見たくなった方はamazonでレンタル可能です。こちらからどうぞ。
そして、トレーラーの方も一緒に。
これで前3作の復習ができた方は、7月8日公開の『マイティー・ソー/ラブ&サンダー』を観に劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか?
Them ❤️
— Thor (@thorofficial) May 24, 2022
Check out the brand-new poster for Marvel Studios’ #ThorLoveAndThunder and witness it only in theaters July 8. pic.twitter.com/DzhezQZm2y