ロシアがウクライナを攻撃してから一気に高まった、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟の動き。
あまり難しいことを書くのは苦手なので、さっくり今までの動きを振り返らさせていただきます。
NATO加盟までの道のり

ロシアの侵攻を受け、今まではNATO加盟に反対だったフィンランド、スウェーデンが国民の支持も受け、加盟の方向に一歩を踏み出しました。
そして、フィンランドとスウェーデンがNATO加盟の申請をしたのが、5月18日。
加盟国、30カ国の同意が認められないと、書類が通らないのですが。
そこでトルコがごねていたのは記憶に新しいことかと思います。
それから約1ヶ月、とうとうトルコが折れたのが、6月の28日にスペインのマドリッドで開かれた会談です。
この会談では3カ国が集まり、
“北欧2カ国がテロ対策を講じてトルコ側の懸念解消に応じることを約束する覚書に3カ国が署名したこと”で、
トルコが加盟に賛成表示をしたというわけです。
そして、1週間後の7月5日、加盟手続きが始まりました。
現在のところ、順調に加盟議定書への署名が行われているようですが、ここでもまたゴネるのはトルコなのでしょう。。。か。
平穏に進んでくれることを祈ります。
NATO加盟にあたり
ちょっとした話題になったのがOTAN ビールと、ロングドリンク。

ロングドリンクが何かは後で説明するとして、とりあえず飲み物だということはお分かりかと思います。
逆から読むと、NATO!です。
そして、フランス語やスペイン語ではOTANがNATOを意味します。
さらに、フィンランド語でもOTANという単語も存在します。
“I take….”という意味です。
つまりは、そこにビールがくっつくと、ビール飲むよ!という意味になります。
なんともユーモアに富んだネーミングですね。
パッケージには騎士の絵が描かれており、胸のロゴにはNATOの旗が描かれ、可愛らしいデザインです。
店頭に並んだ直後は話題性も多く、なかなか手に入らないものでした。
まだまだ、見つかれば買ってしまうレア度の高い商品であることには変わりません。


OTANビールの誕生
実際にビールを手にしたのは7月に入ってからですが、こちらが話題になっていたのは5月NATO加盟申請をした時から。
そして、第一弾はOTANビールでした。
こちらのビールを売り出したのは、サヴォンリンナという場所にある醸造所、オラフ。
こちらも2015年にできたという新しい会社です。
とても小さな醸造所ですが、このビールで一気に有名ですね。
世界的にも話題になり、色々な国でも取り上げられました。
そして、ホームページを見ると、その他のグッズも(笑)。
成功すると、他のグッズを売り出すのは、キュロの蒸留所と同じですね。
そして、このオラフの名前もサヴォンリンナの有名なお城、も聖人オラフから来ています。
このお城は夏に開催されるオペラ・フェスティバルの会場としても有名。

一度行ったことがありますが、湖の中に浮かぶお城は壮大で美しかったです。
またゆっくり訪れてみたい場所です。
お城の名前もオラフさんから来ていることから、サヴォンリンナを代表する人物ですね。
この、オラフ醸造所はビールの成功に次ぎ、ロンケロ、というドリンクも夏に向けて発売しました。
ロンケロ、Lonkeroについて
こちらは以前も、ローソンで売られていたことがあるので、知っている方もいるのではないでしょうか?
簡単に言えば、グレープフルーツ・ソーダ・ジン。
と言っても、グレープフルーツの苦味は無く、甘い、飲みやすいカクテルドリンク?です。
特に夏になると、喉越しが良いので、シードルとともに飲みたくなるドリンクです。
アルコール度数を感じさせないジュース感覚の飲み心地で、一気に飲んでしまうので要注意。
こちらは日本でも馴染みのある商品ということで、アマゾンでも手軽にゲットできます。
24本入りで7200円、1本300円、であれば比較的、良心的な値段ではないでしょうか?
こちらでは若者に人気のあるドリンクで、ベーシックのグレープフルーツの他に様々な味が楽しめます。
ベリー類ではブルーベリーから、クランベリー、ラズベリーまで。そしてオレンジやら、カシス、ジンジャー。
なんでもありですね。
それぞれでパッケージの色が違うので、集めて楽しむのもよし。
フィンランドに来た当初は色々試してみましたが、結局のところ、ベーシックが一番!という結論です。
いつもはワイン派ですが、たまに飲みたくなるロンケロ、です。
こちらのブログで気になった方はお試しあれ。
NATOのお味は?
NATOロンケロは旦那のみが飲みましたが、普通のタイプとほぼ同じで美味しかったそうです。
しかしながら、こちらもコテージのあるハメーンリンナで見たのみで、ヘルシンキでは見たことがありません。
NATOビールはかなり苦味の強いラガー。
フィンランドで通常飲むビールよりも苦いなぁ、という印象。
ビール派ではないのもあって、あまり評価は高くありません。
フィンランド国内でも生産が追いついていないので、国外で飲む日が来るのはしばらく先かもしれません。

NATOビールを飲みながら、1日も早く戦争が終わることを、世界平和を願います。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。
