ネームデーとはなんぞや?
日本ではあまり馴染みなのいネームデー nimipäiväとは一体なんでしょう?ウィキペディアを調べてみると、日本語でものっていました。聖名祝日、というご大層な名前がついています。キリスト教における聖人の記憶日ということになっていますが、実際にフィンランドの人たちはどうやってお祝いするのでしょう?
フィンランドでカレンダーを買うと、大体のカレンダーには日付の横に名前が書いてあります。つまり、その名前の人をお祝いする、というわけです。2020年には908人のフィンランド人の名前がカレンダーに記載されていたとのこと。確実に365日より多いですね。そうなると3年に一回とかしかネームデーはないのか?いやいや、毎年一回訪れます。なぜなら似た名前の人は同じ日にあてがわれるからです。例えば3月29日はJouniさんのネームデー。しかしながらJoni, Joonas, Joona, Jonne, Jonniさんもまとめてみんな同じ日にお祝いしちゃおう!というわけです。
ネームデーをお祝いする国々
由来はキリスト教の聖人から来ていますが、実際にお祝いをするのはフィンランドとスウェーデンだけのようです。デンマーク、ノルウェー、エストニアにもネームデーのカレンダーはあるようですが、大きなお祝いはしないとのこと。その理由は謎ですが、フィンランドには1700年代にスウェーデンからこの習慣が伝わってからは今に至るまで受け継がれています。
職場などで、同僚の誕生日はわからないないけれど、ネームデーはカレンダーにも記載してあるのでみんなでお祝いできる。ということで日々のちょっとした楽しみとして習慣化したようです。フィンランドは何と言ってもコーヒー消費国家。コーヒーのお供のお菓子をネームデーのお祝いのたびに食せるなんて素晴らしい。なんのご褒美にも勝るのでしょう。でも、実際のところは誕生日にお祝いのお菓子を持ってくる人は多いですが、ネームデーにお菓子を、という習慣は薄れているようです。
フィンランド人は甘い物好き
フィンランド人は、もしくはうちの職場はあり得ないくらい甘いモノ好きが多いので、ネームデーごとにお菓子を持って行っていたら大変です。休憩室にお菓子が置いてあるとウワサがあっという間に広まって、コーヒー休憩以前のランチ頃には全部なくなっています。なので、自分の欲しいお菓子は名前を書いて取っておかないと他の人が食べてしまう、という学校レベルの争いが起きます(笑)。こちらでは誕生日やら仕事を辞める日には当人がお菓子を持って行ってみんなに振る舞うのが一般的です。
うちの旦那も甘い物好きで200gサイズの板チョコはぺろっと食べられるそうです。私はお気に入りのチョコをちょびちょび食べるのが好きなので、少し食べて残しておくことが多いです。そうすると、次の日には食べられて無くなってたなんてことがあります。家の中でも自分のお気に入りのチョコは隠しておかないと安心できないですね。
ネームデーの今昔
そんな大きなお祝いだったネームデー。しかしながら現在はあまりお祝いしなくなって来ています。同僚に聞いてもお祝いしない、なんておうちは結構多いです。誕生日以外のイベントにそんなにケーキやプレゼントでお祝いなんてしていられない!というのが本音でしょう。我が家も私にはネームデーが無いのでそんな大きなイベントとしては扱われません。でもやはり年配の皆様には大事なイベントのようで。。。
先週の10日に旦那のネームデーをお祝いできなかったから今週お祝いしようと義理の母に言われました。旦那本人も知らず。えー、息子のネームデーのお祝いもしてないけど?と思いましたが、そこはぐっとこらえて。義母のお姉さんカップルもそのケーキを楽しみに来るということで。いや、やらなくていいよ、とは言えなかったです。その後、息子は、僕のネームデーのお祝いはなかったけど、と文句を言っていたのはスルーです😅。
メインのケーキは…

息子も今回はお手伝い

今回はイチゴがなかったのでラズベリーで
最近の我が家のハマりもの、というかうちの義母たちのハマりもののケーキはこちら。出来合いのスポンジケーキに缶詰のフルーツなどを挟んだりのせたりするだけです。それでも、これが一番美味しいそうで。何かのお祝いのたびにこのケーキをリクエストされます。確かこの前食べたのは2週間前の息子の誕生日ケーキ。ヘビーローテーションです。。。
昨日はパンヌカック、今日はケーキ。かなりの高カロリー摂取ですね。休暇中ではありますが少し運動しないと、代謝の落ちた体にはすぐに脂肪が加算されます。昨日はハメーンリンナのプールまで泳ぎに行きました。今日も天気がいいのでウォーキングかなぁ。そのあとはヘルシンキに帰ります。日没は21時近く、それまでは明るいので遅くに帰るのも苦ではなくなって来ました。それに、まだ明日もお休みです😍。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。