イースター最終日はクーシヤルヴィへ
さてさて、昨日ヘルシンキに戻ってきて、今日はどうしよう?家にいればパソコンとゲームのオタク家族なので、多少外に出なればいけません。旦那はプールがいいと言いますが、私たちは一昨日も行ったからあまり乗り気ではありません。そうだ!久々にグリルでもしに行こう!多数決で決めることが多いですが、だいたいの場合は息子とタグを組んで私たちの行きたいところに行くのが我が家流です。
ヌークシオもしばらく行っていないけれど重い腰が上がったのは13時過ぎ。その時間にはおそらく混んでいて入れないだろうということで前にも行ったことのあるクーシヤルヴィkuusijärviに行ってみることにしました。天気も良くあたたかい、13度もあるのできっと混んでるに違いない!という予想通り、駐車場はいっぱい。運良く一台の車が出てくれたのでそこに入れました。
クーシヤルヴィってどこ?
フィンランド語でヤルヴィ、は湖という意味。つまりクーシヤルヴィはクーシ湖という湖です。クーシはモミの木なのでもみの木湖でしょうか?ヘルシンキの隣の県、ヴァンターに位置していてヘルシンキからも30分くらいで行くことができます。また,隣に接しているシポー県?の国立公園からも800mしか離れておらず、その間を120mあるスデンタッス sudentassuという名前の橋でつないでいます。スシは狼、タッスは動物の手や足の先という意味です。面白い名前ですね。
クーシヤルヴィのアクティビティ

湖でやることって言っても一体なんでしょう?我が家は基本的にアクティブではないのでどこかピクニックに行くときもソーセージと飲み物を持っていて、そこでグリルをして湖の周りを歩く、というプランです。今回は森の中はまだまだ雪が溶けておらず、靴も濡れてきたので息子と半分歩いて途中で逃げ帰ってきました。アクティブな人たちはトレッキングだったり、サイクリングだったりするかと思われます。他にもノルディックウォーキングだったり、冬はスキーだったりでしょう。



湖で他にすることと言えば。。。スイミングでしょう!でも13度ってまだまだ寒いよね?いやいや、フィンランド人はそんなことは気にしません。このクーシヤルヴィは冬の間もオープンしている自然プールのようで、サウナと一緒に楽しめます。フィンランドではアヴァントウインティavantouintiというスイミングなのか?健康法なのか?があって多くの人が趣味としても楽しんでいるようです。フィンランドあれこれ、で見たこともある方もいるかとは思います。
アヴァントウインティ、とはなんぞや
簡単にいうと寒中水泳です。凍っている湖に泳げるくらいの大きな穴を開けてそこを泳ぐのですが、その穴のことをアヴァントavantoと言います。ウインティ uintiは水泳という意味なので、氷の穴での水泳、というのが直訳になりますね。日本も同じとは思いますが、寒中水泳には風邪の予防や血流改善から痛みや炎症の軽減などに効果がある他、ストレス解消にもなるようです。それでも寒がりの私はやったことがありません。外がマイナスなので、水の中の方があたたかいとは言いますが、とてもとても外を歩く気にもなれません。

上の記事によると通常は水の中に30〜60秒浸かり、そのあとはサウナで体を温めるということ。それを2から3セット繰り返すようです。フィンランドにはこのアヴァントウインティを楽しむ人たちが15万人もいるようで、人気のあるウインターアクティビティのひとつのようです。そうは言っても急に冷たい水の中に入るのは危険なのでまずは冷たいシャワーである程度体を慣らしてから湖に入ることを勧めています。
最後のお楽しみは、もちろんこちら
今日のクーシヤルヴィ、アヴァントもサウナもかなりの人で賑わっていました。サウナの近くにはカフェもあり、サウナの後にお腹が空いたらスープランチも食べられるようになっています。もしくはビール、もしくはコーヒー、サンドイッチなどなど食べ物も充実していました。お味の方はというと、フィンランドの普通のカフェレベルです。ということは。そんなに美味しくはないです。眺めがいいのでそこはプラスです。

コーヒーとプッラと呼ばれる甘いパン

食べて歩いてまた食べる!フィンランド流です(笑)。こちらのパンはパンはラハカプッラという甘い菓子パンになります。ラハカについてはまた気が向いたときに書きたいと思います。興味のある方はこちらにウィキペディアを添付しておきます。フィンランドに来た時にはクーシヤルヴィにピクニックなどいかがでしょうか?
本日も読んでいただきありがとうございました。