北欧というと、ミートボールのイメージが強いとは思いますが、こちらにもハンバーグはあることはあります。
どこの国でもハンバーガーがあるので、ハンバーグがあるのは当然といえば当然。
今回はフィンランドのハンバーグについて紹介させていただきます。
ひき肉のステーキ

フィンランド語ではハンバーグ、とは言わず、jauhelihapihvi、ひき肉のステーキ、と言います。
ふっくらジューシーなハンバーグに慣れている日本人からしてみれば、肉汁感は少なく、詰まった感じ。
というのも、こちらの肉はできる限り脂肪分を落としたもの。
肉汁がジュワーっという感じはあまりありません。
我が家で買うひき肉も脂肪率23パーセント以下。
日本では脂肪率など考えて買うこともないですよね。
こちらでは、10パーセント以下のものも売られていますが、我が家はあまり買いません。
どこの国も、ですが、フィンランドでも成人病、コレステロールは大きな問題です。
なるべく脂肪分の少ない食事を推奨しています。
そのために、肉はなるべく脂がこ削ぎ取られ、鶏モモを買っても皮なし、豚ロースを買っても脂の部分は切り取られるという無残な結果に。
15年前は鶏モモも、脂肪分が多いということで売られてもいませんでした。
では、フィンランド人はスリムで素敵な体型をしているのか?
まさか、そんなことはありません。
ある程度の歳を重ねると、ムーミン体型です。

ムーミンが誕生するまで
何がムーミンを生み出すのか?
答えはソースに。
こちらは何かとクリームソース。
ハンバーグももちろんクリームソース。

例えば。
今日の社食のお昼ご飯のメインは。
ファラフェル、ハンバーグ、豚カツレツ。
これだけでも高カロリーですが。
ファラフェルにはヨーグルトソース、ハンバーグにはクリームソース、豚カツレツにはマスタードクリームソースが添えてあります(笑)。
ポテトもクリームソースだったような。
どれだけクリームソース取るんだよ!という感じではないでしょうか?
自身もそんな生活を5年以上続け、着実にムーミンになりつつあります。
フィンランド人の間違った食習慣、お分かりいただけたでしょうか?
これに、ポテチ、ビールを夜にプラスすれば!
ムーミンの出来上がり!!
フィンランドのハンバーグ
さて、話はハンバーグに戻り。
フィンランドの一味違ったハンバーグの秘密は、こちら。
玉ねぎのみじん切りの代わりにオニオンスープの素を入れるのです。
そうすると、水分が出てこないので、成型のしやすいハンバーグが出来上がります。
プラス、玉ねぎのみじん切りの手間がかかりませんね。
フィンランドは共働きでもあることから、このような時短のアイディアが大切。
こちらはミートボールのボールに向いていると思います。
そして、焼くときはフライパンではなく、オーブンです。
気になった方はお試しください。
スープの素は半分、オーブンは225度20分です。
サイズは日本のハンバーグの半分くらい。
そうは言っても、レシピを検索してみると玉ねぎのみじん切りを使ってるものも多くあるので、全てのフィンランド人がスープの素を使っているわけではありません。

そして、我が家のレシピは祖母から受け継いだ日本仕様のものです。
我が家は息子が偏食なのもあり、ハンバーグにはすりおろし野菜を多く混ぜられる、と理由もあります。
国も違えば、ハンバーグも違う。
お楽しみいただけたでしょうか?
本日も読んでいただきありがとうございました。
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