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暖かい午後にはグリルを

金曜日は友達とおしゃべり

先週末はトゥースラにある友達の家に遊びに行きました。

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グリル
Photo by Sindre Strøm on Pexels.com

トゥースラはヘルシンキから電車で30分のところにある地域です。ヘルシンキから行っても片道4,1ユーロなので500円ちょいでしょうか。彼女の家は、以前ブログで紹介したクーシヤルヴィの近くにあります。

家は常にリノベーション

その日は仕事が14時に終わったので、彼女の家に直行。少し古めの一軒家を購入して、夫婦でリノベーションしながら少しずつ自分たち好みのスペースを作り上げています。

handyman installing window frame with drill in house
Photo by Ksenia Chernaya on Pexels.com

家を購入したのは5年以上前になるかとは思いますが、リビング、寝室から始まり、3年前はサウナ、2年前はキッチン、去年は庭という具合にどんどん素敵な一軒家に仕上がっています。夏は色々な野菜や花を育て、温室もあります。DIYが好きな夫婦なので楽しんでやっていますが、我が家はどうもそういったことに興味がないのでマンション住まいです。

グリル、グリル、グリル!

天気のいい金曜日は何をしよう?もちろんグリルでしょう!その日は予想よりも気温が上がって、彼女の家のあたりでは18度近くありました。コートもいらず、日が沈むまで、外で食べて喋って、飲んで笑って過ごしました。今は日没が21時半くらいなので部屋に戻ったのは22時くらい。

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グリル ソーセージ

グリルに欠かせないもの!

フィンランドでグリル、というとまずはソーセージ、マッカラmakkaraがないと始まりません。

スーパーの加工肉売り場、というかソーセージ売り場に売り場にところ狭しと並ぶにたくさんのソーセージ。我が家は肉の含有量が多いものが好きですが。。。

ソーセージ肉の含有量について

フィンランドに来た当初は、フィンランドに売っているソーセージは小麦粉が入っているから肉の味がしない!と言っているのを聞いたことがあります。

え?意味がわかりませんよね。

日本では聞いたこともありません。その答えは。。。

粉ソーセージの由来

粉ソーセージの歴史は1900年代初期にまでさかのぼります。戦争中で肉が高価だった時代。そこに粉を混ぜてかさ増しをさせよう!と考えたわけです。中に入っている粉と水がつなぎにもなり、少量の肉でお腹もいっぱいになるのでなおよろし。

Kuva s-ms_1989 Pixabaystä、青丸で囲んだのが粉ソーセージではないかと

戦時中のものならもう食べないでしょう!と思う方もいるかもしれませんが、ところがどっこい。フィンランド初の粉ソーセージはラウアンタイマッカラ(ラウアンタイは土曜日、マッカラでソーセージの意味です)というものですが、今でもスーパーで売られています。そしてなぜか息子も大好きです。こちらのソーセージは生で食べてもよし、グリルしてもよし。

美味しい粉ソーセージ

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By TappinenOma teos, CC BY-SA 4.0, Linkki

こちら右側のパッケージが有名な粉ソーセージ

戦後、1960年代ににソーセージが普及して来た時に、ラウアンタイマッカラを懐かしむ人々がそこからさらに美味しい粉マッカラを!と作り出したのがこれまたフィンランドでは有名なHKという会社のシニネン・レンッキ(シニネンは青、レンッキは環状、輪という意味)と呼ばれる粉ソーセージ。形が輪になっていることからこの名称で呼ばれています。こちらは今でも料理に使われたり、グリルで焼かれたりもしています。ちなみに我が家は、というか私はグリルで焼いたことはないです。

それも使っている粉は小麦粉ではなく、片栗粉なので小麦アレルギーの人でも食べられるそう。まぁ、フィンランドにはグルテンアレルギーの人が多いのでそういう方々に優しい配慮です。

我が食堂でも、こちらの粉ソーセージ(もちろん肉も入っているので、ベジタリアン、ビーガンにはNG)を使ったランチがよく出ます。これまた私にはどうも受け入れられません。美味しくないスパムを食べているような、それが粉で薄まったような変な味と食感です。それでもフィンランド人は好きですね。義母も旦那も懐かしい味、とたまにつまんでいます。給食の揚げパンやソフト麺のような感じなのでしょうか?

グリルには粉なしのソーセージを

当然ですが!そして日本にはおそらく、なんちゃってソーセージはないかとは思いますが。最近よく食べているものは80パーセントくらいあるもの。この前友達のところで食べたのも75パーセント。いつもソーセージを買う時は肉の含有量もチェックです。

charcoal is on burning
Photo by Lukas on Pexels.com

それでも日本に行ってソーセージを食べると脂っぽく感じるので、日本よりはさっぱりめかもしれません。

ソーセージもフィンランド人のグリルライフには欠かせない食品なので、スーパーにはいっぱい。夏限定の味が出たりします。この前食べたソーセージも夏ソーセージ、という名前。味付けはパプリカ、ニンニク、ヤラペノ、クミン、コリアンダーです。食べるとカレーのような香りが口の中に広がりました。

ほかのグリル素材

お野菜も食べないと、ということで。

アスパラベーコンは定番ですよね。

彼女の家で食べてみて美味しい!と思ったものはマッシュルームベーコン。おっきめのマッシュルームの石づきを取り、アウラユーストAura juustoというブルーチーズを詰め、周りをベーコンで巻きます。塩味が強いですが、ワインによく合います。グリルの際にはお試しあれ。もともとブルーチーズは得意ではないのですが、こうやって食べると食べやすいです。

あとは去年くらいからスーパーでも登場したカマンベールチーズのグリル用。網の上で柔らかくなるまで焼き、バゲットと一緒に食べるとこれまた美味。

グリルという名のなんでも焼き

グリル場に行けば、薄いパンケーキ、レットゥを焼いてる人がいたり、ハンバーガーを作っている人がいたり、はたまたチョコバナナや焼きマシュマロを作ってる人がいたり、なんでもありです。

今回は焼きませんでしたが、スモークサーモンやスモークチーズも作ってもらったことがあります。グリルにも色々バージョンがあり、毎年新しいことが発見できます。

こちらは我が家のグリル、ソーセージを焼く前の野菜たちです、
真ん中の白いものはものはハルーミチーズと言うギリシャ(キプロス)初のチーズです。
食べるとキュッ、キュッとなんとも言えない食感。

そしてグリル後は自分も燻されたなんとも言えないスモーク臭が残ります。1日はコートをはじめ、服に匂いが😆。私はこの燻され臭も好きです。

日本でもキャンプやアウトドアが流行っていると聞きました。機会があればなんでもグリル、楽しんでみてはいかがでしょう?新たな発見に出会うはず。色々な人とワイワイするのも楽し、そしてアイディアを共有するのもまた楽しいですね。

さてさて、本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。このブログを読んでグリルがしてみたい!と思っていただけたら嬉しいです❤️。

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