
2023年4月改訂版です!
日本への入国規制が緩和され、今年の夏はヨーロッパに旅行を考えている方もいるのではないでしょうか?
それでもまだウクライナ・ロシア戦争のため、航空ルートが制限されており、
・長期フライトになってしまう
・料金も割高になってしまう
などの理由のためヨーロッパ旅行への足が遠のいてしまってる方も多いはず。
それでも、旅行に行きたい!そんな狭間で揺れている方々のために。
数ある航空会社の中でヘルシンキまでの直行便があるJAL、フィンエアーに焦点を当てて比較してみました。
せっかくの長期フライトに乗るのであれば、快適に10時間以上過ごしたいですよね。
ヘルシンキまで辿り着けば、ヨーロッパの各都市へはあと数時間!
その先には楽しい旅行が待っています!来年こそはヨーロッパへ!
1. 飛行時間
どちらも13時間越えの長期フライトです。

フィンエアー (2023年3月26日~10月28日)
フィンエアーHPより
2023年3月26日より関空−ヘルシンキも再開したので、関西方面の方も旅行・帰国がしやすくなりましたね。
フィンエアーは現在のところ、羽田空港のほか、成田空港、関空へも便が出ています。成田空港と関空は毎日ではないのでご注意ください。
JAL
ヘルシンキ16:40発 羽田12:55着 14時間15分(月水金土日・運行)
羽田22:50発 ヘルシンキ6:30着 13時間45分(火木金土日・運行)
ハイシーズンでないので、毎日運行はしていないのでご注意を。
2. 飛行機の設備

フィンエアー (Airbus A350-900)
- 席のゆとりがJALよりも若干狭い(サイズ記載なし)
- 横9席(3+3+3)”
- 個人用モニターの他に全体モニターもあり
- 画面には全てUSBの充電付き
- 子供用ゲームが充実
- 日本語の映画はほぼなし、映画の説明がわかりにくく、どこの映画か、あらすじかもわからない
- 音楽やオーディオブックを用意
JAL(JAL SKY SUITE 787)
- 席のゆとりが広い(前席まで84cm、横幅48cm)
- 横8席(横幅+5cmのゆとり、2+4+2)
- 足元にはスッキリ収納、小物入れスペースもたっぷり
- 個人モニターは10.6インチのタッチパネル式
- 画面には全てUSBの充電付き
- 日本の映画、新作から旧作まで盛りだくさんのチョイス、映画の説明が充実ビデオプログラムやニュースも
- ゲームは麻雀、将棋と碁のみ
- ポップスから落語まで幅広いジャンルのオーディオを用意
JALの売りはとにかくゆとりがある、ということです。
機内販売、インターネット(有料)はどちらでも利用できます。
3. 機内食

これを基準に飛行機を選ぶ方も多いのではないでしょうか。
JAL 日本発(羽田便)
夕食(2023年9月)
[石川 一本杉 川嶋 川嶋亨シェフ監修メニュー]
JAL ホームページ
チキン味噌デミグラスソース ごぼうバターライス
または
豚ばら照り焼き 人参金平と青菜ご飯
蒸し鶏蓮根サラダ 香草ソースがけ
厚揚げ豆腐 湯葉餡かけ
ブロッコリーとイカの梅おかか和え
フレッシュサラダ ドレッシング添え
ハーゲンダッツ アイスクリーム
コーヒー、紅茶、緑茶
到着前の軽食(2023年9月)
カラダが喜ぶ Sky Wellness Kitchen
JAL ホームページ
タニタカフェの
“噛む”サーモンと雑穀のライスボウル
〜あさりのトマトみそソース〜
豆乳ミルクゼリー ピスタチオ添え
JAL ヘルシンキ発(羽田便)
夕食(2023年7-8月)
牛肉とタマネギの煮込み マッシュポテトと温野菜 *
JAL ホームページ
または
鶏と茸の照り焼き ご飯添え
スモークサーモンのタルタルソース添え
そば
フレッシュサラダ ドレッシング添え
フレッシュフルーツ
フィンランド産 JYMY オーガニックアイスクリーム
コーヒー、紅茶、緑茶
* ブレッド & バター付き
到着前の軽食(2023年9月)
オムレツ トマトラグー
JAL ホームページ
ハッシュドポテトとターキーソーセージ
フィンランド産ヨーグルト
フレッシュフルーツ
クロワッサン
コーヒー、紅茶、緑茶
ドリンク
アルコールドリンク
ワイン(赤 / 白)
ビール
日本酒
ウィスキー
ジ ン
ウォッカ
ブランディー
梅 酒
プレミアムエコノミークラス限定
シャンパン
焼酎
ノンアルコールドリンクJAL オリジナルドリンク
“スカイタイム ももとぶどう”
オレンジジュース
アップルジュース
トマトジュース
コカ・コーラ
スプライト
冷緑茶“綾鷹(あやたか)”
スパークリングウォーター
ミネラルウォーター
ノンアルコールビール
※20歳未満のお客さまへの提供は控えさせていただきます。JAL ホームページ
コーヒー
カフェインレスコーヒー
JALは料理が売りだけあって充実していますね。
メニューも頻繁に変わり、お食事には味噌汁のサービスも付くという徹底具合です。
フィンエアー ヘルシンキー日本間
フィンエアーは4月19日よりメニューの変更が行われます。
ビジネスクラスではサラダの提供がなくなり、ホットミールに、シャンパンの提供がなくなり、スパークリングワインに、とかなり予算が削られた模様です。
長距離便のエコノミークラスでは温かい食事とノンアルコール飲料、希望に応じてワインとビールも提供しています。プラス、到着前には軽食の提供です。これは昨年より変わりません。
4月19日よりメニューが変わるので、こちらは2022年11月時点のメニューです。4月19日以降のメニューは更新されておらず、情報はありません。
メインコース:プルドビーフ入りラザニア
フィンエアー ホームページ
このボリュームたっぷりのお食事には、プルドビーフを使った伝統的なラザニアが含まれます。ロールパン、バター、チョコレートバー、ミニボトル入りのワイン、コーヒー/紅茶とともにお召し上がりください。ワインは、機内の在庫状況によってはソフトドリンクまたはビールに変更する場合があります。お食事は、パンとデザートを除いてラクトースフリーです。
フィンエアー、お肉料理より
こんな感じの選択肢になりそうです。
メインコース:グリルチキンとバルカン風ライス、パプリカとトマトのラグー添え、ミニボトル入りワイン/ソフトドリンク
フィンエアー ホームページ
メインコース:グリルチキンとバルカン風ライス、パプリカとトマトのラグー添え、ミニボトル入りワイン/ソフトドリンク
フィンエアー、チキン料理より
到着前の軽食については記載がありません。
フィンエアー 日本ーヘルシンキ間
こちらは自分が乗った時に出た食事を覚書です。
夕食は、豚の生姜焼き?にご飯、野菜の付け合わせ。

軽食は鶏そぼろ丼、野菜の付け合わせ、でした。昨年乗った時はおにぎりがありましたが、3月の時点では提供がありませんでした。
今回のメニュー変更でまたかなり食事の提供が制限されそうなので、ちょっとした軽食、飲み物は空港で買っておいたほうが良さそうです。羽田空港ではおにぎりやサンドイッチも自動販売機で買えるようになっているので、便利になっていました。
機内食どちらに軍配?
フィンエアー からの説明にあるように、全ての食事は1種類のみ、コンパクトな紙の入れ物に入ったお食事でした。
自分自身は、夕食は食べられても、朝の軽食はほとんど手をつけられないので、フィンエアーのコンパクトサイズ、無駄のない食事の容器が好感度高しでした。それでも半年に1度帰っていると、メニュー変更があったら嬉しいなぁ、とは思います。
サービスのJAL、エコのフィンエアーで、好みが分かれるところですね。
2023年7月に日本に帰国した友人の話を聞く限り、機内食・サービスの質ともにかなり落ちたそう。コロナの経営不振・予算削減とは言え、残念です。フィンエアーのビジネスクラスがJALのエコノミーレベルのようです。
4. 運賃
日本のサービス、美味しい機内食が食べられるJALは日を選ばないと選択肢が出てこないことも。
春の旅行に向けて2024年3月の羽田-ヘルシンキ間のチケットを調べてみると。
JAL HPより
3月22日発の最安値はなんとJAL便の95,650円でした。フィンエアーは123,150円と3万ほど高いですね。しかし、前後1日を調べるとフィンエアーのみのチケットしか出てこないので、出発する便がちょうどJALに当たったらラッキー!くらいの感じでしょう。
JAL HPより
こちらはJAL便があったのが31日の帰国便のみでした。JALは旅行会社が押さえている分が多いのか、個人旅行では取りにくい傾向がありますね。
トータルが。
JAL HPより
夏の便に比べてかなり割安になり217,510円になりました。これなら春休みに海外旅行も夢ではありませんね。フィンエアーだとそれぞれが1万程度高くなりますが、トータルは25万円以下、2023年度に比べると手が出やすくなりました。
まとめ
本記事では、これからヨーロッパ旅行を考えている方へ向けて二大航空会社、フィンエアーとJALを比較しました。
どちらも良い点、悪い点ありますが、自分がどこに重きをおくかによって変わってくるのではないでしょうか?
JALをおすすめする理由
- 機内食・日本のサービスにこだわりがある方は断然JAL
- JALは日本人スタッフのみで、乗客も日本人がメイン
- エンターテイメントの充実度も高い
- 2023年秋の時点ではフィンエアーに比べると安いが、購入できるチケットが限られている
- ゲームに関してはあまり選択肢がないのがマイナス。子連れではポイントのひとつになるのでは?
フィンエアーおすすめする理由
- 羽田便は成田便に比べ、日本人スタッフが多く、フィンランド人は2、3人程度
- 乗客が外人さんが多い
- エンターテイメントは日本の作品はほぼなし。あらすじ紹介がわかりにくい
- よく眠れる
- 機内食は期待しないこと!
以前は断然フィンエアーをおすすめしていましたが、現時点ではフィンエアーのプラスポイントが見つからず。自分が帰国するのにもJALがいいなぁ、という残念な結果に終わりました。


2024年に向け、海外旅行を考えてる皆さま、次はヨーロッパ旅行をぜひお楽しみください。コロナの影響でかなりの国が衛生面の見直しも行いました。海外=ちょっと汚い、というイメージは一掃されています。と言ってもコロナ後、2回訪れたのはギリシャですが。
ただ、コロナ前に比べ物価高になっている国が多いこと、日本の円安が進んでいること、を考慮に入れて多少の出費は覚悟しなければいけません。
それでも、5年ぶりのヨーロッパに夢が膨らむ方々も多いはずです。そんな方々は早めに旅行の計画を立て、JALの格安航空券をゲットしてくださいね!
最後までお付き合いいただいた皆さま、ありがとうございました。
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