
おふくろの味ブログでも家族のことでセンチメンタルブログを書いてしまいましたが。
季節柄でしょうか。
暗くて寒い冬が来るからでしょうか?
ドヨーンとします。
同僚との別れ
フィンランドの職場でも入職当時からお世話になっていた大好きだった同僚が、職場を去ることになりました。
薬剤師としての仕事をしたいということで、病院への転職を決めたそうです。
同僚からの信頼も厚く、誰からも好かれるような本当にいい人で。
ここ最近はそんな人望から、薬剤師としてではなくみんなの相談役のような立場に立っていました。
表裏のない人で、みんなの話に共感してくれる、そんな素晴らしい人でした。
きっと大変だったこともいっぱいあったと思いますが、いつも笑顔で私たちを支えてくれていました。
それでも、きっと重荷に感じることもあったのでしょう。
カウンセラーとしての仕事を辞めて、薬剤師に戻る、ということで彼女にとっては正しい道だと思います。

母のことがあった時も、すぐに電話をかけてきてくれました。彼女にどれだけ助けてもらったか、
どれだけ私の気持ちが軽くなったかは言葉では言い表せません。感謝してもしきれません。
日本にもゆかりがあって、子さんが交換留学で半年、名古屋に住んでいたこともありました。そんなこんなで日本にも2回ほど来てくれたり。
なので、日本にゆかりのあるものを送別品に送りたいなぁ、と思っています。
彼女がいなくなるのは職場にとっても自分にとっても痛いですが、それも彼女の選んだ道。
そしてお別れの日

1週間前に書いたブログを公開しようか迷いながら、お別れの日が来てしまいました。
職場の規模が大きくなってからは、個人的な退職のミーティングはしていませんでしたが。
彼女は例外ということで50人以上の同僚が集まり、送別品やら花束やらを渡す時間が設けられました。
真っ赤にはらした目で登場し、社長からのスピーチでも涙涙のお別れ会となりました。
職場の母のような存在であった彼女が辞めるということで、たくさんの娘たちが涙しました。
辞めるまでは実感がわかなかったのですが、本当に彼女がいなくなってしまうのかと思うとぐっとこみ上げてくるものがありました。
仕事中だったので、ちゃんとしたハグも挨拶もできず残念な思いをしました。

用意したプレゼントも渡せなかったので、他の人に今日渡しました。
ちゃんとハグも話もできなかった!と悔やんでいると、他の同僚から、
それで良かったのよ!ハグしたらもっと寂しくなって泣いちゃうから!
と言われました。
そんな話をするだけで自分の涙腺もゆるんでしまう、そんな素敵な同僚でした。
同僚ではなくなっても友情は残るから、終わりじゃない!と社長も話していましたが。
それでもやっぱり別れは寂しいです。
母のいなくなった職場はどこへ向かうのでしょう?
彼女の穴を埋めてくれる人は3人いても足りないような気がします。

それでも、そんな素敵な同僚に出会い、一緒の時間を過ごし、支えてもらったことに感謝しながら本日のブログを終えたいと思います。
それが全員に分け隔てなくできていた彼女、まさに尊敬の一言です。
最後までお付き合い下さった皆様、ありがとうございます。
[ratints]