
今日はクリスマスイブですね。
フィンランドは本日から3日間の休暇に入ります。
思い起こせば14年前の今日からフィンランドの生活が始まりました。
今でも当時のドキドキ、ワクワクした気持ちを今でも覚えています。
あれから14年経って、そんな気持ちはどこかに行ってしまいました(笑)。
今から思えばこの14年の間にフィンランドもだいぶ発展しました。
2008年のクリスマス

来た当初はクリスマス、祝日はスーパーマーケットも閉まり、みんなの家族のための、休息日でした。日曜日もスーパーが閉まっていたのを覚えています。
今年は調べてみたら、24時間オープンしているスーパーも。
便利にはなりましたが、昔の不便さがそれはそれでクリスマスらしかったような。
便利さと引き換えに失ったクリスマスの特別さ、みたいなものもあって少し残念です。
歳をとったからでしょうか、昔は良かった、と思うことがフィンランド生活でもあるようになりました(苦笑)。
交通機関もクリスマスイブの午後からストップするので、ヘルシンキセンターまではタクシーで来た覚えがあります。
こちらも今では本数は少ないもののバスが運行しています。便利になりました。
さすがにクリスマスは家族が集まる祝日なので、ヘルシンキに集まるようなことはありません。
どこのレストランもやっていても午前中のみ、静寂の町に変わります。
フィンランドに来てからそんなのんびりとした静かさを楽しむクリスマスも好きになりました。

フィンランドではメリークリスマス!というよりもピースフルクリスマス!と言う人が多いので、クリスマスの位置付けが誰にも邪魔されず、家族だけでしっぽり楽しむもの、なのでしょう。
フィンランドではクリスマスイブは先祖のお墓詣りに行く日でもあるので、お祝いムードではありません。
とは言っても子供達にはサンタクロースがプレゼントを届けてくれる待ちに待った日です。
お墓に行った後は、クリスマスディナーを楽しみ、サンタさんがプレゼントを届けてくれます。
サンタクロースの国フィンランド

フィンランドではサンタ出張サービスもあり、本当のサンタさんがプレゼントを届けてくれます。
それもプレゼントだけでなく、子供たちとおしゃべりをして、今年一年を振り返る、ありがたいお説教日でもあります。
そんなこんなで、フィンランドの子供達は10歳くらいまではサンタさんを信じていますね。
我が家は、親戚が出張サンタをしているので、安上がりに彼に毎年サンタさんを頼んでいたら、2年ほど前に息子から出た言葉が、
“なんでうちの叔父さんはいつもサンタをやっているの?”
それからは、こそこそ隠れてもらって着替えたり、プレゼントを隠したりする習慣がなくなりました。
成長するって、そういうことなのかなぁ。
息子がサンタを信じなくなったのは10歳からです。
かと言ってサンタクロースがクリスマスに欠かせない存在であることには変わりありません。

職場にもサンタさんがやって来てくれました(笑)。
大人にとっても、子供にとってもサンタさんとの触れ合いで心が和むことに代わりはないのです。
皆さん、今年のクリスマスはいかがお過ごしでしょうか?
2022年もあとわずかです。
今年を振り返りつつまた2023年に向けて前進しましょう。
最後に
クリスマスと言えば。
クリスマスソング。
私にとってのクリスマスソングはやっぱりマライアキャリーでしょうか。
これが流れてくるとクリスマスが来た!という気になります。
もちろん山下達郎のクリスマスイブも、ワムのホワイトクリスマスも好きですが。
最後にマライアの曲を聴いてクリスマス気分でお別れしましょう。
せっかくなのでフィンランドのクリスマスソングも
ノリノリではありませんがフィンランドらしいいい曲です。
それもこちらは肉?メーカの出しているクリスマスのCMです。
フィンランドらしいクリスマスの様子が少しでも伝われば嬉しいです。
Joulumaahan matkamies jo moni tietä kysyy
Sinne saattaa löytää vaikka paikallansa pysyy
Katson taivaan tähtiä ja niiden helminauhaa
Itsestäni etsittävä on mun joulurauhaa
Joulumaa on muutakin kuin tunturi ja lunta
Joulumaa on ihmismielen rauhan valtakunta
Eikä sinne matka silloin kovin kauan kestä
Joulumaa jos jokaiselta löytyy sydämestä!Joulumaasta kuvitellaan paljon kaikenlaista
Kuinka toiveet toteutuu ja on niin satumaista
Voi, jos jostain saada voisin suuren puurokauhan
Sillä antaa tahtoisin mä maailmalle rauhan!
Joulumaa on muutakin kuin pelkkää toiveunta
Joulumaa on ihmismielen rauhan valtakunta
Eikä sinne matka silloin kovin kauan kestä
Joulumaa jos jokaiselta löytyy sydämestä!Joulumaasta uskoo moni onnen löytävänsä
Katri Helena “Joulumaa”より
Mutta sepä kätkeytyy tai narraa etsijänsä
Onnea kun mikään mylly valmiiksi ei jauha
Itsestään on löydettävä ihmisen vain rauha
Joulumaa on muutakin kuin tunturi ja lunta
Joulumaa on ihmismielen rauhan valtakunta
Eikä sinne matka silloin kovin kauan kestä
Joulumaa jos jokaiselta löytyy sydämestä!
Joulumaa on muutakin kuin pelkkää toiveunta
Joulumaa on ihmismielen rauhan valtakunta
Eikä sinne matka silloin kovin kauan kestä
Joulumaa jos jokaiselta löytyy sydämestä!
多くの旅行者はどうやったらヨウルマーにたどり着けるか知りたがっていて
そこへの道のりはじっとしていても見つかるかもしれないけれど
空に輝く星々と銀河を見上げて
クリスマスを穏やかに過ごしたいだけなのに
ヨウルマーはただの山と雪だけではなく
ヨウルマーは気持ちが穏やかになる場所
そう、そこへたどり着くにはもうすぐ
ヨウルマーは誰の心の中にもある場所なのだから!ヨウルマーはどんな場所かと皆が想像するけれど
おとぎ話のように願いが叶うのかしら
ああ、どこかで大きなお粥しゃもじを手に入れられたらいいのに
そうしたら私が世界中が平和にできるのに!
ヨウルマーはただの夢の場所ではなく
ヨウルマーは気持ちが穏やかになる場所
そう、そこへたどり着くにはもうすぐ
ヨウルマーは誰の心の中にもある場所なのだから!ヨウルマーに行けば幸せになると信じている人も沢山いるけれど
カトリ・ヘレナ “ヨウルマー” 日本語訳
でも探している人には簡単には見つからないのよ
ミルで粉に挽けないときはラッキーかも
心の平穏は自分でしか見つけられないものなのだから
ヨウルマーはただの山と雪だけではなく
ヨウルマーは気持ちが穏やかになる場所
そう、そこへたどり着くにはもうすぐ
ヨウルマーは誰の心の中にもある場所なのだから!
ヨウルマーはただの夢の場所ではなく
ヨウルマーは気持ちが穏やかになる場所
そう、そこへたどり着くにはもうすぐ
なぜなら、ヨウルマーは誰の心の中にもある場所なのだから!
グーグル翻訳があまりにひどかったので、頑張って訳しましたが、なかなか難しかったです。
フィンランド語でヨウルはクリスマス、マーは土地だったり、地球だったりしますが、クリスマスの地、とでも訳すとしっくりくるのでしょうか。
クリスマスランド、とグーグルでは訳されましたが、そんなウキウキした感じではなく、静寂に囲まれた平和な土地をイメージしたので、フィンランド語で直接、ヨウルマーとしました。
ニュアンスが伝わっていれば嬉しいです。
誰もが求める夢の平和の場所はどんなに探しても見つかるものではなくて、自分の中からしか見つからない、そんな歌詞ですね。

お粥のしゃもじはそんなにいらないなぁ、など日本人にはわからないニュアンスもありますが、なかなか素敵な歌詞です。
何事も他人頼りじゃいけないんだ、自分に全てがかかっている、ということでしょう。
本日のブログはフィンランドのクリスマスについてちょっとだけ書かせていただきました。
お付き合いいただいた皆さま、ありがとうございます。
ではでは、メリークリスマス!
Hyvää ja rauhallista Joulua kaikille!
Merry Chirstmas!