今週末もモッキで過ごしました。健忘録も兼ねて本日はお付き合いください。
ガーデニング第2弾
先週末に引き続き、ガーデニング。今週もハメーンリンナにある園芸屋さんに行ってみました。今回は息子がラベンダーとミニトマトをセレクト。4年前に札幌に住んでいる友達と富良野のラベンダー畑に行ってから、ラベンダーがお気に入り。花が、というわけではなくそこで食べたラベンダーソフトクリームが美味しかったようで。ラベンダーアイスは作れませんが、チャレンジしてみましょう。


トマトは写真にあるようなものでチャレンジ。プラスチックの容器の中にはフィルムにおおわれた土の塊が入っています。規定量の水を加えると土の塊が水を吸ってムクムクと大きくなります。そこに種を入れてフタをすればミニ温室の出来上がりというわけです。ある程度の大きさになったら土に直接植えることもできます。残念ながら、はじめの土の塊の写真を撮るのを忘れてしまったので、詳しくはこちらのビデオをご覧ください。大きくなぁれ。
午後はサイクリング
今週末はモッキの前の雪もだいぶ無くなってきたので、息子も自転車に乗りたいと言います。自転車で遠くまで行かせることはできませんが、モッキの前から車道に出るまでの50mくらいの間の道を自転車で往復はできます。だいぶ大きくなったので、今年はもうちょっと長距離でどこかに行きたい気もしますが、何ぶん周りを見ることもしないので恐ろしくて公道まで走らせていません。
さてさて、こちらの自転車、フィンランド人にはとても馴染みのある自転車、ヨポと言います。元々は私用に買ったものですが、息子が大きくなるにつれ、奪われてしまいました。

ヨポはフィンランド発祥
ヨポという自転車は、ヘルカマという自転車会社から販売されたブランドになります。ヨポJopoはJokainen(個々の) Polkupyörä(自転車)の略です。名前からもわかるように多くのバージョンがあり、多くの選択肢から選べます。このヨポ、ハンドルがとても高く、運転しづらいのが特徴です😅。
フィンランドに来て驚いたのは、ハンドルにブレーキが付いていない事。ブレーキ、一体どこに付いてるかというと、足ブレーキなのです。ブレーキをかけたいときはペダルを後ろ方向に回すのです。小さい頃はペダルを後ろにクルクル回して遊んだ経験がある方も多いはず。フィンランドでそれをすると、キーーーっと、ブレーキがかかってしまいます。それでも、私はハンドブレーキに慣れているので足ブレーキだけではちょっと心配です。
他に驚いた部分は、サドルがとっても高い!サイクリストのようです。足が長い外国人だからでしょうか?私はママチャリに慣れているせいか、サドルが高くて足がつかない時点で落ち着きません。高さは変えられるのでいつも低くしていますが、フィンランド人は腰の高い位置でスイスイ走っています。息子はサドル低め日本人仕様です。
歩行者用道路ならぬ自転車用道路


こんな感じの写真の絵が道路に描かれています
フィンランド、何を隠そう自転車人口がとても多いです。冬の時期は雪にはばまれて自転車人口は減りますが、夏になると一気に上昇。それでも冬でも冬用タイヤを装着して分厚いタイヤで走っている人もいます。そして自転車に乗る人に安心な自転車道路があるのです。なので、歩行者を邪魔することも、車道を走ることもなくてとても安全。それでも自転車に乗る人はヘルメットも義務付けられています。
市からの貸し出し自転車

そして雪が溶けてくると街に設置されるkaupunkipyörä 公共自転車。4月1日から10月末までの間、HSLより公共の自転車が解放されます。HSLというのはヘルシンキ近郊交通、とでも言う感じでしょうか?ヘルシンキ周辺の地域の交通を管理しているところです。日本で言ったら都バス、JRみたいな感じでしょうか。こちらではバスも電車も地下鉄もこのHSLが管理しています。ヘルシンキとエスポーの460箇所の市用の駐輪場が設置されており、トータルで4600台もの自転車があるようです。一日5€、1週間で10€、1ヶ月で35€となり、使用前にはHSLのホームページより登録を行います。
使用するときには駐輪場まで行き、登録時に受け取った暗証番号を入力してから使用できるようになります。どこの駐輪場で乗降りしてもいいのですが、どこの駐輪場に使用できる自転車があるかはアプリで事前確認しておきます。基本、使用時間は30分以内となっており、時間内にどこかの駐輪場に戻すというわけです。それを超えると超過料金を払わなければいけないようですね。こちらも、なるべく自動車通勤を減らして環境にも優しく、をモットーに始まった取り組みでしょう。私自身は自転車があまり得意ではないので使用したことはありません。
自転車だけではない、キックスケーターの貸し出し

最近では自転車だけでなくキックスケーターの貸し出しも行っています。いろいろなメーカーが出ており、こちらは分ごとのレンタル費用約約0,2€に初期費用として1€くらいでしょうか。長時間使用する場合は1日分や1ヶ月分で費用を払うようです。こちらは乗ること自体ままならないので触ったこともありません。それにキックスケーターに乗っている人がすごいスピードで飛ばしていたりもするので歩いていてもちょっと怖い。あとは、自転車のように駐輪場があるわけではなく乗り捨て型なので、道に転がっているのを見ると、あまり見栄えが良くないなぁ、とは思います。でも、こちらも使い慣れるときっと勝手のいい乗り物なのでしょう。
他にも色々ある自転車
仕事帰りに自転車で子供を保育園から引き取る人も多くいます。ノーマル自転車の後ろに椅子に子供を乗せるのが一般的ですが、ちょっと変わり種の自転車もあります。写真に載せたようなものに子供を乗せ、自転車を引っ張っていく親もよく見かけます。最初見たときはビックリしましたが、今は中に何が入っているかわかるので驚きません。

それでもおっかなびっくり自転車
こんな色々ある自転車ですが、私はほぼ乗ったことがありません。もともと運動音痴、運動嫌い。自転車に乗れるようになったのも大学生くらいです。日本に住んでいたときはよく乗りましたが、フィンランドでは恐ろしくて乗れません。横断歩道にも自転車専用があるくらいとても自転車に優しい国なのにもったいないですね。
なぜか車のついたものは怖くて、運転していると挙動不審になる傾向があり。ビクビク運転なのに急発進とかして驚かれます。一昨年もモッキから近くのスーパーに行ったのですが、帰り道にハンドル部分のネジが緩んで前のめりになって坂から転げ落ち、数年ぶりに膝に擦り傷を作ってからは、さらに運転するのが怖くなりました。

こんな爽やかに走りたい!
それでもこれから夏のいい時期にサイクリングをしているのは気持ちが良さそう。またいつかは家族で自転車に乗る日が来るのでしょうか?その時にはこのブログで。本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!