午後はお散歩
さて、今日は木曜日。息子くんの学校が12時半に終わる日です。小学校5年生になりましたが、こんなに短い授業時間大丈夫でしょうか?そんな日の午後は放っておけばゲームしかしないので、仕事から帰ってきてから近くのショッピングセンターに行くのが日課です。だいぶ春らしくなってきたので歩くのも歩くのも苦ではありません。今日は息子も半分は走っていき、20分ほどで近くのショッピングセンター、カーリに到着しました。
こちらに引っ越してきた当初はまだそんな気の利いたショッピングセンターはできていませんでした。大きなプリズマというスーパーがあっただけですが、かなり拡張してちょっとしたショッピングセンターができあがったのが2013年。もう9年経つようで。時が経つのは早いです。
ショッピングセンター、どこに行く?
こちらのカーリもコロナの影響でお店の入れ替えが多くありましたが、息子のお気に入りカフェは今だに健在です。カフェというほどではないかなぁ、アーノルドArnordというドーナッツ屋さんです。日本にもできたと聞いたような気もする。アーノルドだったか、ロバーツコーヒーだったっけか?と思ってとりあえず日本語で検索をかけてみるとヒットしました。私の記憶もまだまだ捨てたもんじゃない。日本にもあるようです。日本のサイトはこちら。
フィンランドのアーノルド

さすがフィンランド、黒いドーナッツがあります。ご存知の方もいると思いますが、リコリスと呼ばれるお菓子です。フィンランドでは更に独特な味のサルミアッキもありますが、フィンランド人はどちらも大好きです。また何かの時にご紹介します。
アーノルドの売り
日本のサイトを見て初めて知りました。アーノルドのドーナッツの生地には卵と牛乳を使っていないということ。うそぉ、と思って調べたところ、間違いじゃなさそう。少なくとも日本のアーノルドの生地は、ですが。息子が好きなドーナッツは豆乳パウダーが入っています。生地自体はふわふわしっとりなので、卵、牛乳なしでもこの食感が出せるのかと感動しました。
でも、全てではないようで、私の好きなミニドーナッツには卵も牛乳も入っているよう。そして、曲者なのは生地には入っていないということ。生地をコーティングしているのはチョコだったりチョコだったりチョコだったりするので、そこにはちゃんと使われています。
気になるメニューは
日本ではドーナッツしか売られていませんが、こちらのアーノルドではおかずパン、ベーグルサンド、ホットトーストやサラダ。さらにはドリンクにはコーヒー、ジュースからスムージーまで種類が色々豊富です。ベーグルサンドは中に挟むメインの具を選んで、そこにお好みのベーグル、トッピングを合わせて提供してくれます。来た当時はスモークサーモンとクリームチーズを挟んだベーグルにハマりましたが、お値段が8€以上とかなりお高め。あまり頻繁には食べられません。
期間限定でサンドイッチも変わったりするので見逃せないです。去年の冬?にはフォッカチャサンドが出ていたり。あとはサンドイッチとドーナッツとドリンクでセット価格で売っていたりもします。全部一人で食べてもよし、家族や友達とシェアするのもありですね。私は息子と一緒に行くと結局ドーナッツを食べることが多いので、サンドイッチとのシェアはまだしたことがありません。
こちらも気になるお値段
日本のサイトを見てびっくりしたのはドーナッツがとても安いこと。280円くらいで売られていますね。こちらではハート形のドーナッツの中にジャムが入っているものは4ユーロ以上。おっきいサイズのドーナッツは4€、ミニサイズのドーナッツで3€くらい。日本で売られているドーナッツがどのくらいのサイズかはわかりませんが、こちらのサイズはミスドサイズが大きくなったくらいでしょうか。ミニサイズのドーナッツで5センチくらいなので、オールドファッションより小さめくらいですかね。
アーノルド、お味は?
日本のホームページにはアーノルドのドーナッツを以下のように記載しています。″オリジナルドーナツはフィンランド伝統的な揚げ菓子であるMunkki(ムンキ)とアメリカンドーナツを組み合わせた独特の食感のドーナツであり、他には決して真似出来ません。″だそうです。日本のドーナッツはあまり覚えてはいませんが、ふんわりドーナッツと、しっかりドーナッツがあったような気がします。このアーノルドのドーナッツはどっちの要素も持っている感じでしょうか?
息子のお気に入り
下の写真にのせましたが。ずばり、ピンクハートドーナッツ!ピンク色のポマダコーティングのかかったドーナッツで、中にはラズベリージャムが入っています。このポマダコーティング、フィンランドでは馴染みがありますが、日本では見たことはありません。早速調べて見ました。その結果。材料は砂糖、水、それにシロップ?なのでパンやケーキを作るときにおなじみのアイシングにピンク色で着色しているだけのようです。
フィンランドに来た当初はいちごチョコのコーティングかと期待して食べたら甘いだけでがっかりした記憶があります。日本のアーノルドではピンク色のコーティングはいちごチョコのようなので、ポマダコーティングが好きな息子が日本のバージョンを食べたらがっかりするかもしれないですね(笑)

ライムチーズケーキドーナッツ(後)
期間限定です
他にも中にクリームの入ったもの、ブルーベリージャムの入ったものも売っています。以前はリンゴジャムが入ったバージョンも売られていましたが、最近は見かけなくなりました。シナモンシュガードーナッツとリンゴジャムの組み合わせが好きでした。とは言っても年齢とともにおっきいサイズのドーナッツは揚げ物臭がきつくて食べられません。最近はミニケーキという名前のミニドーナッツを食べることが多くなりました。
そしてベルリーニムンッキ
この息子の大好物のドーナッツ、元々はベルリーニムンッキから来ています。このベルリーニムンッキなるもの、形がハートではないだけで外と中身は同じです。調べてみると日本語でもベルリーナーという名前で出てきました。揚げパンの中にジャム、という説明ですね。フィンランドはラズベリージャム、上のコーティングがピンクのポマダ、というのが定番です。フィンランドでは誰もが知っているおなじみのお菓子です。こちらもファッツェルのベルリーニムンッキが有名です。
価格もアーノルドに比べるとぐっと手頃になって1€くらい。スーパーで個別買いしてもいいし、冷凍食品コーナーの12個入りのものを買ってもよしです。アーノルドのドーナッツも同じ味なので、安く済ませたければまずはベルリーニムンッキをお試しあれ。それ以外のドーナッツを試したい方はアーノルドまで足を伸ばしてみてください。きっと後悔はしないはず!はず、です。。。さて!いよいよ週末です。今週は何をしよう?本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。