精密検査の結果

EEGの検査

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EEG

前回のブログに続き、今回も救急車搬送後から現在にいたるまでを紹介させていただきます。

てんかんの痙攣発作が起きてから数日後、EEGの検査なるものの招待状が送られてきました。

EEGは日本語でいうと脳波、つまり脳波検査ということです。

痙攣発作がてんかんから来るものだったのか、そうでなかったのかを知ることができるらしいのですが。

元々、脳の中には微弱な電流が流れているので、頭に電極をとり付け、脳神経細胞の電気的な活動を記録する検査がEEGの検査です。

その検査をすることによって、脳の活動状態がわかるのですが。

てんかんを持つ場合は、そこに特有な異常波が見られるのです。

救急車で運ばれてから2週間後が検査の日となりました。

こちらもまだコロナの制限があるために付き添いはひとり。

以前、旦那もEEGの検査をやったことがあるというので、付き添ってもらうことにしました。

というのも、この救急車騒ぎがあってから知ったこと。

びっくりな真実

実は旦那にも10歳から12歳にかけて同様の発作が6回ほどあったということ。

さらに旦那の父親にもあったということを聞き、遺伝性が強いのではないかとの疑いが。

寝入りばなか、目が覚める直前の眠りが浅い時期にしか起きなかったという旦那の痙攣ですが、やはり半身が麻痺し、しばらくはろれつが回らなくなったということ。

全く同じではないですか!

わかります。。。。

教えてくれれば良かったのに、と思いますが、実際こういうことがなければわざわざそんなことは話しません。

話はそれましたが。

EEG検査、一体何をするのでしょう?

EEGの検査に行く

EEG

簡単に言うと、起床時と就寝時の脳波の異常を調べる、と言うこと。

数十個の穴の開いたキャップを頭にかぶり、そこに電極を装着し、ジェルを注入します。

そしてベッドに横になり、まずは眼を開けたり閉じたり。

そして、光に対する脳波の反応を見ると言うことで光刺激を、そして深呼吸時と後の脳波を調べます。

その後は就寝時の脳波を調べると言うことで、メラトニンを飲み、眠らされます。

起きている時から、うとうと眠りに入るまで、寝ている時、起きる時、それぞれの脳波を記録する、と言うわけです。

そして起きた後もちょっとした検査。

12歳になって横になっても早々眠れるものではないので、いつもより2時間夜更かしし、朝は5時に起きると言う強制寝不足状態です。

こんな感じでEEG検査は行います。

就寝時の検査の様子はありませんが、起床時のテストはこんな感じでしょう。

フィンランドは頭に直接ではなく、帽子をかぶらされます。

その日の検査はこれで終わりました。

そして。

EEG検査の結果を聞くまで

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EEG後診断
Photo by Tima Miroshnichenko on Pexels.com

それからさらに2週間経過した9月8日。

先生から検査結果を聞く日でした。

その日は家族全員で行っていいと言うことで、皆でぞろぞろと病院へ向かいました。

ここ数年の間に改装が行われた子供病院は、コロナ対策もしっかり。

というか、人との接触をしなくていいように、受付は全て機械で行います。

受付時にもらう番号が電光表示板に表示されたら自分の番がやってきます。

その前に看護士さんが血圧を計ったり、説明には来てくれましたが、基本人との接触はそれくらい。

接する人はお医者さんと看護士さんのみでした。

そしてEEGの結果

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EEG後診断

診察室に案内され、いよいよ診断の結果です。

EEGの結果は、就寝時に見られた緊張性の脳波、ということでした。

1ヶ月前より予想していた通り、診断名はローランドてんかん

5〜10歳に発症する良性の小児けいれんで、特徴的なてんかん波が出ます。

寝入りばなや寝起き前に起きるのが特徴で、口周辺〜顔面の片方に限局した1〜2分程度のピクツキですが、全身へ発展することがあります。

うちの場合は顔だけではなかったので全身症状が多少あったのかと思います。

発症年齢も若干遅めです。

大人になるまでには消失し、1回だけの場合もありますが、約80%が6回以下と言われています。

1回だけの場合は特に薬などは使わないということで、特にてんかんの薬は処方されず。

万が一の時のために、発作が5分以上続くようであれば、という緊急時の薬をもらいました。

鎮静作用のあるミタゾラム、とい薬で口に入れる液剤です。

使う日が来ないことを願いますが、日本旅行の飛行機で何かあったら、ということで安心料です。

これからの予定

といっても、発作が起きてから半年は様子を見たいと家族一致の意見で、帰国は来年まで延期することにしました。

日中に発作が起きる可能性は少ないということで、ひとりにしても特に問題はなさそうです。

少しずつ色々なことがクリアーになって来て少し安心しました。

それでも、万が一のことを考えてMRIも調べることになりました。

息子自身も、飛行機の許可が降りたのでホッとしたのではないでしょうか。

とりあえずは、救急車騒動から、現在に至るまでの経緯を報告しました。

喉元過ぎれば、ではないですが、日々生活をしているうちにイライラしてしまう日が続きます。

そんな時は1ヶ月前のあの日を思い出して、行動を見直さなければなりません(笑)。

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いつもと変わりない日々を過ごせることがどんなにありがたいことなのか、改めて思い起こされた事件でした。

今年は思いもよらない不幸が2回起きてしまいました。

これ以上悪いことが起きないことを願って本日も終えたいと思います。

健康で、何もなく過ごせることって本当に素晴らしい。

最後までお付き合いくださった皆さま、ありがとうございます。

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